じゅうよん~蜂~
「2~10の子供達にご飯上げるの手伝って~」
「は~い」
私達『ハニーホーネット』の毎日が戦場だ
子供達のご飯を次々と運んでいく。
今、私が面倒を見ているのは親衛隊になる子供達だ
普通より養分が濃いロイヤルゼリー
この子達の誰かが将来『次期、女王蜂』になるかも知れない。
「キャ~~~~~~~~~~!」
誰かの悲鳴が聞こえる
巣での衛兵と親衛隊の動きが騒がしい
天敵である『キラーホーネット』が進入してきたのだ
彼らは私達より2倍の大きさで60cmはある
戦闘力の対比は「7:1」
私達の巣は中型と呼ばれ200万は要るのだが
相手も同数の200万、勝ち目は無かった
私達は将来の親衛隊になる子供達を抱えて女王の間に行く
守りを固めるも戦力差は圧倒的だった
私は槍に貫かれ半死の状態で目の前で女王に剣が刺ささるのを
眺めている・・・意識が薄くなる・・その時
「思い・・だした」
スキルが発動した
私は『55匹の私』になった
身体が回復して元に戻り『55匹の私』は敵に襲い掛かった。
非力な私だが怒りに任せて女王を救おうと懸命に戦った。
何度も何度も死んだ、
当然だ。元々非力な私が何度捨て身で立ち上がろうとも弱いままなのだ。
だが最後の一人が死ぬと再び「55匹の私」になる。
最初は直ぐに殺された
しかし、段々と敵を倒すのが楽になっていく、レベルが上がっていったのだ。
気が付けば全ての敵を倒していた。
その後、ロイヤルゼリーを食事に与えられ
私は女王になった。
もはや元の天敵は『餌』に成り代わり私達は繁栄していった。
名前(仮) ・メアリー
性別 ・女
職業 ・女王蜂
種族 ・ハニーホーネット
特定固有スキル(ユニークスキル)
・スペース○○ベーダー
(自身を55匹に分裂させる事ができる)
(回復魔法で自身を癒し、時空魔法で時間を遡り
(最後の1匹が倒されると何度でも55匹に復活する)
(消費MPは維持では無い為に発動時だけで疲労だけが増す)
ある日、部下が異様に美味しく魔力まで詰まった花粉を運んできた
なんと花粉だけではなく果実も素晴らしい物だった
1000万に膨れ上がった我が一族。
食料の量も莫大である
冬が来る前に、他の者に取られぬ前に
確保する為に動かせる者全てを従え目的地に向かうのであった。
その先が「神子村」である事を知らずに・・・・
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村の畑は異常だ
前にも言ったが、3重からなる広大な城壁。「どこぞの進撃」である。
3重目にあたる巨大な農園地帯にも関わらず耕すのは
召還されて疲れ知らずのスケルトン、ゴーレムの皆さん、
リッチ爺さんとネクロ兄さんの成果の賜物でいつでも豊作だ。
彼らは農業が好きで好きで品質改良も怠らない。
只でさえ古龍やリッチ、世界樹苗木、妖精女王。
元の勇者や元魔王達が住んでいる為か、
チートな魔力の濃さで異様に肥えた土地なのに、
村の出身者で某国に嫁いだ娘が遊びに来るから畑の成長速度は異常だった。
村出身者 ○○○○○
性別 女
特定固有スキル 土地の神々の祝福(翻訳前・アンジェ○ーク)
(神々の加護で土地、知力、工作等々促進を促す精霊魔法)
斥候と思われる蜂に、多少果実の被害には寛大だった元魔王達方々。
800万規模で果実を荒らされると黙ってはいられない。
「よろしい。。ならば戦争だ!!」
切れたリッチ兄さん爺さん、ネクロ兄さんも半端ない
ココは神子村である、常識は通用しない。
「メラじゃない・・アレはメラゾーマだ!!」なんて可愛い
兄さん達はいきなり「メテオ」を次々に放つ。死ぬまでメテオである。
<<「メテオ」ここでは魔法の「メテオ」をご想像してください>>
<<特殊特定固有スキルの「隕石落とし」ではございません >>
「メテオ」それは外の世界で火魔法の最上級魔法。村では中級魔法。
花火の様な騒ぎで駆けつける村人達。
切れてる爺さん達が各々『特殊特定固有スキル』を発動しようとしたその時、
背後から眩い光が蜂の大群と『爺さん達』諸共マップ兵器炸裂!!!!!!
「少し・・・頭冷やそうか・・・・」とナタリー
「「「「死んだよ!!今、確かに死んだよ!!!!」」」と爺さん達の抗議。
(…オイオイ…死んでもサラッと復活する爺さん達も大概だな…)
流石、神子村の住人の日常・・・
半端ねぇ~~~そこに痺れる憧れるぅうう~~~~~
消し炭?いや塵と消えたハズがしれっと抗議している爺さん達
「私は威力抑えたけど貴方達はガチだったでしょうに!!」怒るナタリー
(威力抑えたって言っても洒落に成らない威力なんだよね・・・)
(確か・・・『じげんうちゅう』で使うスキルだったよね・・・)
(第二城壁所か向こうの山々まで消し飛んでいるんですが・・・)
(空の雲が消し飛んだ・・・
(コレ修復するのはベルさん?・・・南無・・・・・・)
村人達の無言の抗議であった。
800万は居た筈の蜂の軍隊だったが一瞬で50万になった。
まだ50万である「まだだ、まだ終わらんよ・・」
それに対して村人は子供達含めて1万前後
皆さんは「ハンマー」と言われて何を誰を想像したであろう?
・「100tハンマー」で都会でハンターな某人物
・ライオンな勇者ロボットが持つハンマー
・赤い服着た魔法少女が持つ知能がある毎回ボロボロになる可哀相なハンマー
世代が知れる・・・ゾ・・・と
閑話休題
昔、村では敵対した軍勢に襲われた事が多々にある。
それに対して村人達は武器に「ハンマー」を持っていた。
「神子村」を襲う軍隊である、只の軍隊ではない、
防御結界、魔法防御、毒耐性、痛覚防御、精神耐性なんて当たり前。
それに対して村人達は
「ハンマー」の内部に幾つもの魔法式を組み込み対応したのである。
今は子供達でさえ持てるようにと「ハリセン」に成っている
紙の様な所に文字がギッシリと書かれ幾重にも重ねられた魔法陣。
ハリセンの様に「叩く事により一瞬にして術式を相手に叩き込む!」
魔力は柄の部分に埋め込まれてる魔法石、誰でも扱える村人の主戦武器だ。
村内に入り込んだ蜂達は次々と村人達の魔法や剣術、
子供達の持つ『ハリセン』により『蝿叩き』の様に倒されていく・・・
「くっ!このままでは…」
大勢を決し軍団を引き上げさせ、女王蜂は周りの親衛隊に護衛を頼むと
『しんがり』を勤めていた。味方が引き上げる時間稼ぎである。
「別にアレを倒してもかまわんのだろう?」と
もはや目的は忘れられている。
「「「女王様!!それ死亡フラグです!!!!」」親衛隊の突っ込み
女王蜂は無視してスキルを発動させた、蟲だけに・・・
今の女王のLv78、特定固有スキルLv8
ナタリーが居るから固有スキル結界はレジストされる
・・・・が、
レベル78のハニーホーネットが『55匹の蜂』の筈がレベルが上がり
今では『55人の蜂人型×20』それも最後の一人を倒すと1100人になる。
それには流石の村人達も苦戦した。
相手が小さく大規模な魔法が打てないのである。
更に全滅させると『1100人』に戻るのだ。
蜂の大群が引き上げた頃
子供達も総出で取り掛かり、最後の一人にすると殺すのではなく
下半身を氷結魔法「永久凍土」で閉じ込める事に成功した。
「くっ殺せ!」
「我を倒そうと、第二、第三の・・・」
「私が死んでも変わりの女王はいるもの・・・」
(あ~~~コイツ、アカン奴や・・・・)
ピーン!と来たナタリー
アホ毛の上に電球が光ったように見えたであろう
「少し、お話し聞かせてくれないかな?かな?」
下半身を凍らせた女王蜂引きずって
ナタリーは女王蜂を図書館に連れて行った。
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「・・・・て、事があったの~♪」とナタリー
「やだ~昔の事ですよ」真っ赤なメアリー
「この前の『祭り』で帰った来た子供達みて萌えました~♪」
「ソックス大変だっただしょ?ありがとうございます♪」
「・・・で、蜂蜜は何百ガロンいるんですか???」
メアリーは村の住人であるが村には住んでない
一族だけ行き来できる村から巣への『ゲート』で異国に住んでいる。
村の果実や花粉も頂くが500万規模は流石に多い。
(しかし・・・・)
(都庁か幕張位はあるなぁ~この巣・・・)
「あっ!そこ気をつけて!!食人草だから!!!!」
(ぶっ)
「・・・んで、こんな所に私を連れて来て何の用でしょうか?」
「巣の手入れと補修に『緑の兵隊』を貸して欲しいの♪」
「『工兵』をねっ♪蜂蜜のお礼代わりでもあるし~♪」
耳元でナタリーが囁きます
「丈のAVの趣味はねぇ~お姉さん喋りたくなっちゃった・・・」
とかホザキヤガリマス、コノオンナ
脅迫ですね・・脅迫ですね・・・コンチキショウ!!
私も可也、特定固有スキルレベル上がってるんですよ?
兵隊さん達の自我が可也上がってるんですよ???
「横暴だぁ~」「撤回を求める!」とかetc etc・・・
スマン・・許してくれ!と20小隊召還して渡した。
「ところで図書館でどんな話をしていたんですか???」
「メアリーを説得する材料が図書館にあるとは思えないのですが…」
途端、目が泳ぎオロオロし始めるナタリー
「えっとね・・・」
「捕まえた時の台詞でコッチの世界の人かなぁ?・・・と・・」
「『びぃえる』本を見せて図書館利用権利を・・・・」
「そのかわり蜂蜜を・・・・」
「やはり、この世界は腐っていたぁぁあああああ~~~!!!!」
周囲のオンナはこんなのばっかり・・・・・俺、泣いてもいいか?
<<メアリーはコッソリ一族に内緒で出かけて >>
<<近くの某国の王国夫人の寝室へ行き図書館コピーを盗み見してました>>
<<それで知識あったのでした。 >>
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丈「しかし村の人達って凄いんですね・・・・」
ナタリー「我々の間には、チームプレーなどという都合のよい言い訳は存在せん
有るとすればスタンドプレーから生じる、チームワークだけだ」
丈「何、某甲殻の機動隊みたいに綺麗に纏め様としてんるんだよ!!!」
「無いから!!村人諸共、背後からマップ兵器とか無いから!!!!!!」
テヘッペロ♪
一度は入れたい台詞てんこ盛りで楽しんで書けました^^
(一部改変してありますが…)




