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異世界に飛ばされて旅をすることになりました  作者: エメラル
第1章 異世界を旅する前に…
6/30

突きつけられた現実

まだ旅に出れないです。

少し訂正8/15

優の様子を見ていたアリシアが


アリシア:「この世界の事情に無関係な貴方まで悲しんでくれるなんて

貴方は優しい人ですね。」


と呟いた。


魔本誕生の歴史を見て悲しくなり、少ししてからだろうか。

優は、アリシアに確認しないといけないことを思い出した。


優:「魔本が誕生した原因、こちらの世界が天界という

別世界だということは分かった。

この世界から、俺がいた元の世界に戻る方法を教えてくれないか?」


優がそう言うと、アリシアは少し困った顔で


アリシア:「元の世界に戻すことは出来ます・・・。

ただ、こちらの世界に飛ばされたことによって、貴方のいた世界からは

貴方が存在していたという記憶は消されてしまいました。

このまま元の世界に戻っても、同じ様に過ごす事は出来ないです。」


と言った。


優:「え・・・。同じ様に過ごせない。」


優は、ショックを受けた。

元の世界にいた時には、何か面白い事が起きないかなと普段から思っていた。

だけど実際に別の世界へ来て、元の世界に戻っても今まで自分がしていた

日常の生活が出来ない。

家族、友人から自分の存在が忘れられていると聞くと、無性に悲しくなってしまった。


アリシアは、その様子を見ていて

どうにか優を元の暮らしに戻す事が出来ないか考えることにした。


一つ方法を思いつき、優に提案して見ることにした。


アリシア:「優、ひょっとしたら、天界の外れに住む

オーキディアイン様なら、元の世界で優が存在していた記憶を

取り戻す方法を知っているかも知れません。

一緒にオーキディアイン様のところに行きましょう。」


優:「アリシアありがとう。

落ち込んでいても、何も始まらないから行くよ。」


こうして、優とアリシアはオーキディアインがいる天界の外れに向かう事にした。


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