突きつけられた現実
まだ旅に出れないです。
少し訂正8/15
優の様子を見ていたアリシアが
アリシア:「この世界の事情に無関係な貴方まで悲しんでくれるなんて
貴方は優しい人ですね。」
と呟いた。
魔本誕生の歴史を見て悲しくなり、少ししてからだろうか。
優は、アリシアに確認しないといけないことを思い出した。
優:「魔本が誕生した原因、こちらの世界が天界という
別世界だということは分かった。
この世界から、俺がいた元の世界に戻る方法を教えてくれないか?」
優がそう言うと、アリシアは少し困った顔で
アリシア:「元の世界に戻すことは出来ます・・・。
ただ、こちらの世界に飛ばされたことによって、貴方のいた世界からは
貴方が存在していたという記憶は消されてしまいました。
このまま元の世界に戻っても、同じ様に過ごす事は出来ないです。」
と言った。
優:「え・・・。同じ様に過ごせない。」
優は、ショックを受けた。
元の世界にいた時には、何か面白い事が起きないかなと普段から思っていた。
だけど実際に別の世界へ来て、元の世界に戻っても今まで自分がしていた
日常の生活が出来ない。
家族、友人から自分の存在が忘れられていると聞くと、無性に悲しくなってしまった。
アリシアは、その様子を見ていて
どうにか優を元の暮らしに戻す事が出来ないか考えることにした。
一つ方法を思いつき、優に提案して見ることにした。
アリシア:「優、ひょっとしたら、天界の外れに住む
オーキディアイン様なら、元の世界で優が存在していた記憶を
取り戻す方法を知っているかも知れません。
一緒にオーキディアイン様のところに行きましょう。」
優:「アリシアありがとう。
落ち込んでいても、何も始まらないから行くよ。」
こうして、優とアリシアはオーキディアインがいる天界の外れに向かう事にした。