拾った本は魔本でした
いろいろ細かい部分を修正
アリシア:「優さんが拾った本は魔本と言う物で、この部屋では、魔本を聖なる光で清めて、処分をする作業を行なっています。
あの魔本は放置しておくと、周りの物を吸い込み、邪悪なエネルギーの元にします。
本に邪悪なエネルギーが溜まると、本から歪みが発生します。
歪みにより空間が裂けて、魔界へのゲートが発生します。」
とアリシアから魔本の説明があった。
優:(魔本は生きた本の事で、放置して置くとゲートが開いて魔物が押し寄せてくるってことか。)
優は魔本を拾った事で、恐ろしい目に合うところだったと思いつつ、同時にひとつの疑問が生まれた。
優:「アリシアの話を聞いていて疑問に思ったんだけど・・・。俺は本に吸い込まれた筈なのに、なんで生きているんだ?後、俺のことは優でいいよ。」
アリシア:「改めて優さん・・・じゃなくて、優の場合は、憶測になりますが
魔本に吸い込まれたわけでは無く、天界の誰かが取り逃がした魔本が優の世界へ行き
優と共にこちらの世界に送られてきたと思います。
魔本は、捕まえたらまず逃げることが出来ない様に、この場所に戻す呪文をかけます。
この呪文は、魔本に邪悪エネルギーが溜まっていると作動しませんが、何かの影響で魔本から
邪悪エネルギーが無くなり、戻る呪文が作動したと思います。」
優:「魔本を取り逃がす?捕まえてからも逃げるほど強力な物なのか。」
アリシア:「魔本はただの本とは違います。
魔本についての説明をしますね。」
そう言うと、アリシアは杖を振った。
杖を振ると優とアリシアは違う場所にいた。