信用支配
なんか衝動的に思いついて衝動的にメモに書いて衝動的に投稿したやつです、自分群馬住みなんで日本語下手なのは許してください
アスル歴2532年6月22日
アメリア連邦王国
メインスキー区のイーストオーイ町は、常に金属の匂いと魔力の残滓が漂う町だった
鍛冶場からは火花が散り、防具職人の工房では魔力刻印をする為の呪文が聞こえる
この町では路地を一本入れば、魔力通信機器の実験で暴走した魔力が壁を焦がし、少し外れに行けば魔力燃料車の試走で地面が抉れている
首都プリフィックシリからは距離があるが
この町はアメリア連邦王国には不可欠な町だ
政府管轄の新魔法開発部、古代魔法解析部、先天性スキル操作実験部
特に後者の先天性スキル操作実験部は
政府が特に力を入れており
今や町の中心的存在となっていた
生まれた瞬間に決まる先天性スキル
それを変えるという発想は
世界の価値観を根底から覆すものだった
隣国の世界最強国家ルーシア民主共和国は度々国境沿いで軍事演習を繰り返しており
アメリア政府は危機感を感じていた
だからこそ、アメリア中の科学者も魔術学者も
この町に集められていた
そんな町の一角に、場違いなほど小さな武器屋があった
派手な看板もなく、最新兵装も扱わない。
ただ、実直に剣を打ち、弓を整え、壊れた武器を直すだけの店
その店の奥で
ひとりの男の子が産声を上げた
父「……元気な子だ」
父親は汗だくになりながら、そう呟いた
母親は力なく笑い、赤子を抱き寄せる
母「名前は……モノ…にしましょう」
大きな意味はない
ただ、この過酷な町で、せめて外れた道を行かずに育って欲しいという願いだけだった
数日後
スキル判定の日が訪れる
この世界では、生後まもなくスキルが確定する
係員「一応決まりなので説明しますね、ランクは全てでSS、S、AA、A、B、C、D、D-の八段階で一番下の−Dは実質的に機能しない状態です、ランクが上がるほど効果範囲、精度、持続時間、代償の軽減、応用性が向上します
例えば……」
係員が説明をしている途中、スキル検査機器からピーピーと音が鳴った
モノ母「どうかしたんですか?」
心配そうに係員に聞いた
係員「いや、たまにこんな感じで誤作動が起きるんですよ、本当はオーバーヒートの時だけに鳴るはずなんですけどね……」
係員はいつもの事のように頭を掻きながら警報を止めた
係員「じゃあ説明を続けますね、Sランクのヒールだったら半径8m以内の味方の傷を治癒させ、痛みを和らげ、その効果を3分24秒継続させる事がでますが、Aランクのヒールでは半径4m以内の味方の傷からの出血を止める事ができます」
係員はスキルの検査が終わった事を確認し、スキル検査機器をいじりながら言った
係員「まぁこんなこと分かっているとは思いますが、説明するのがここの決まりなんです」
モノの両親は苦笑いをしながら頷いた
正直モノの両親は、期待していなかった
英雄の血筋でもないし研究者でもない
ただの武器屋だ
すると係員がいきなり
係員「お、結果が出てきましたね」
検査結果を映す水晶盤には
スキル:信用支配
ランク:A
係員「……は?」
係員が一瞬、言葉を失った
係員(Aランク自体は珍しくない。だが、30年間この仕事をやってきたが、こんなスキルは初めてみた)
モノ父「よかった……変に派手なスキルを持ってしまったらなにが起きるか分からないからな…」
ランクの下にある解析による効果の説明には
信用支配
相手が自分を信用している時にのみ、支配下に置くことができる
だが支配は絶対ではなく、支配している対象に対価や満足が得られなければ解除される
と書かれていた
強くも弱くもある
使い方次第で英雄にも、無能にもなるスキル
係員は、淡々と記録を終えた
係員「……戦闘向きではありませんね、危険な力でもなく派手な力でもない…」
父親は、ほっと息を吐いた
母親も、小さく頷いた
だが
水晶盤を見つめる係員の目は、ほんのわずかに警戒を帯びていた
係員「(信用……か)」
なんかあれっすね、初めての投稿なんで間違い無いかな?って何回か読み直すけどちょっと恥ずかしくなってきちゃうもし気に入ってくれたら教えて下さい!喜びます




