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第6話 るかにのスキルと初戦闘

日間ランキングで81位を頂きました。

御評価・ブックマーク・コメント・御覧頂いている方々本当にありがとうございます。

本当に嬉しくて舞い上がっております。

どうぞ今後ともよろしくお願いします。

次はるかにのステータス。ハリネズミはねぇ〜。可愛いいんだけどどうなんだろう?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


名前:るかに(ハリネズミ) 性別:女の子

職業:桑名家のマスコット レベル:1

HP:6 MP:18 SP:1

力:3(+0)

体力:4(+0)

かしこさ:18(+1)

素速さ:7(+0)

器用さ:8(+0)

魅力:33(+3)

運の良さ:21(+2)


固有スキル:「シュウの加護」

スキル:「丸くなる1」「トゲトゲ1」「バランス感覚1」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


僕、人間なのに。大人なのに。ワンコとハリネズミよりかしこさが少ないって・・・。


うん。気をしっかり持とう。

力と体力はやっぱり少な目、MPが凄く高いなぁ。魅力は凄いと言うかやっぱり凄く可愛いもんね♫


スキルは・・・。これはどうやって戦えば良いんだろう。「丸くなる」の効果は何だろう。


「丸くなる」:体を丸めて丸くなる。


うん。そうだね。体を丸めると丸くなるね。


じゃあ「トゲトゲ」

「トゲトゲ」:背中のトゲがいつもより少しトゲトゲする。


お、おぅ〜。少しトゲトゲするんだ。


最後、「バランス感覚」

「バランス感覚」:乗り物に乗る時バランスが取れるようになる。少し揺れても大丈夫。


少し揺れても大丈夫・・。うん。いいや。


るかには今の所可愛いペット枠だね。一応レベルがあるので成長に期待するしか無い。二郎丸、一緒に頑張ろう。


「二人はこんな感じの強さだよ。スキルもこんな感じ。」


「ご主人!お腹もいっぱいになったのでいざダンジョンに行くんだワン!」


二郎丸は一緒に歩いて行けるけどるかにはカゴに入れて行こうかな。


「シュウ君〜。私も〜戦うんだよ〜。カゴじゃなくてそこに乗せてよぉ〜」


「そこってどこ?二郎丸に乗れる?」

「違う〜よぉ〜。シュウ君の頭の上だぉ〜」

「防具の面を被ろうと思って「乗るぅ〜」


うん。良いよ。聞いてくれる感じはしなかったし・・・。


良し。気を取り直してダンジョンへ行ってみよう!


「二人共、準備は良いかい?」


「ワン!」良いよぉ〜」


僕は剣道の防具(胴・小手)と木刀、背中にリュックを背負い、頭にハリネズミを乗せてワンコと共に家を出た。


「今日は良い天気だね〜。絶好のダンジョン日和なのかなぁ」

「お散歩気持ち良いんだワン。ダンジョンも楽しみだワン」

「高くて〜、見晴らし良好〜。風が気持ち良い〜♫」


三人でワイワイ話をしながらてくてく歩くと昨日のダンジョンが見えて来た。


「みんな、安全第一だからね!作戦は命大事にしよう!だからね」

「ワン!」は〜い」


昨日現れた階段を降りると冷んやり少し肌寒い。ダンジョン内は流石ファンタジー。少し薄暗いけど10m先までは問題無く見える。床はそんなに凸凹していないので転ぶ心配も無い。

壁はゴツゴツした岩を削って出来たような感じで幅4m、高さは5m程の通路が続いている。


「うん。大丈夫そうだね。二人共何が出て来るのか分からないから警戒してね。」

「そうだ二郎丸、スキルって使えそうかな?」

「ん〜、ん〜、ご主人!気配探知が使えたみたいだワン!」

「私は〜ず〜っと使ってるよぉ〜。バランス感覚ぅ〜。」

ですよね。使ってなきゃ早々に転がってるよね。平常運転ですよ。るかにさん。


「二郎丸はスキルを使いつつでお願いね。ゆっくり進んでみよう」


気配察知の二郎丸が先頭、数歩後ろに僕とるかにが続く形で進む。


「ご主人!この先に何か居るワン」


「よし、そ〜っと近付いてみよう。みんな静かにそ〜っとだよ」


「分かったワン!頑張るワン!」


声が大きいよ二郎丸!僕より高いかしこさはどこ行った。


「ガサガサ〜。ガサガサ〜」


マズい、気付かれてたみたいだ。


現れたのはおよそ1mはある巨大なダンゴムシみたいな生物。虫系・グロい系のモンスターなのかよ。


かわいいフォルムで水色のスライムとか、良く出て来るホーンラビットとか可愛らしいやつじゃ無いのか!

今までのファンタジー感を返して。


やばい。余計な事を考えてる場合じゃない。


「二郎丸、どんな攻撃が来るか分からないから回避優先で様子をみよう!るかには僕の頭から落ちないようにしてね」

「「わかったワン!」は〜い♫」


ダンゴムシはのノソノソとこちらへ向かって来る。

スピードはロボット掃除機よりもう少しだけ早いといった位なのでこれなら攻撃を受ける事も無いだろう。


すると二郎丸がダンゴムシの背後に回り「噛み付き」攻撃。

「硬いワン!牙が通らないワン!」

後ろの二郎丸に気を取られてダンゴムシが方向転換を始めた。

チャンスだ。

僕は木刀でダンジョンに斬りかかる。


「ボコ!」

硬い!手が痺れる程の硬さだ。ダメージはほとんど与えていないようで今度はダンゴムシがこちらに向かって来る。

バックステップで距離を取り今度は木刀で突いてみようとした瞬間。

ダンゴムシが丸まりボール状に。今までのゆっくりした動きが嘘のように犬並みの速さでコロコロ突っ込んんで来る。


「「うがっ!」痛ぁ〜」

僕とるかには避ける事も出来ずに吹っ飛ばされ壁に激突。


「ご主人っ!!」

二郎丸がダンゴムシに体当たりをするが逆に吹っ飛ばされてしまい伸びてしまった。


「二郎丸!!」


そんなに生優しいものじゃ無かった。甘い考えで二人を誘ってしまった僕のせいだ。

自分への怒りが込み上げて来るが今はダンゴムシを倒して二郎丸を助ける事が先だ。


冷静に、何が出来るか考えてみよう。


ご評価、コメント、ブックマークを頂けると大変嬉しいです。⭐︎は1でも今後の参考になりますのでどうぞよろしくお願いします。

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