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星のセールスマン  作者: もんちっち
1/14

1.星のセールスマン

(ピンポーン)


はぁ。なんなんだ。俺がイライラしてる時に。仕方ない。俺はソファから体をゆっくりと持ち上げ玄関まで行った。


「なんですか?」


ふてくされた声で聞いてしまった。まあいい。どうせ俺は見た目からしてふてくされてるんだから。

それにしてもなんだ。この人間は。小ぶりな体に黒いハット、ちょび髭を生やして俺を見上げている。


「私は星のセールスマンです。あなたにぴったりの星を見つけて差し上げます。」


なんなんだ。こいつは。いきなり何を言っているんだ。星なんて売れないだろ。


「結構です。帰ってください。」

「本当によろしいんですか?」

「ああ。結構だ。」

「わかりました。さようなら。」


案外粘らなかったな。まあいいさ。俺に星なんて見合わないし。


その頃セールスマンは。


「はぁ……。なんて人間はバカなんだ。これから地球が潰れるってのに。あいつは抽選で当たったから、他の星に連れて行き助けてやろうとしたのに。仕方ない。おさらばだ。」


彼がUFOで飛び立ったその瞬間、地球はとてつもない音を立てて潰れた。

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