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かぁなぁりぃ特別らしいなぁ………

毎度閲覧ありがとうございます!


その後、破壊跡に対しペナルティーは無いと聞き胸を撫で下す三人。(特に純一)


だが。その一件からゲオルグの対応があからさまに変わる。


「本当に冒険者じゃ無いのかい君達は?」


「あ、あぁ………」


「うぅん、なら何の教育も訓練も受けていないのにその魔力量かぁ………」


顎に手をやり思案顔のゲオルグ。その隣ではクリスが悔しそうに昌晃を睨んでいる。勿論昌晃はその視線を知ってか、先程から既にコツをつかみ始めている魔術の光球を手で弄んでいる。


「ゲオルグさん、正直言うとまだピンとこないんですよ、僕らはそんなに異質何ですか?」


ゲオルグの変わり様に流石に何かを感じた淳が質問。すると。


「あぁ、まぁ、異質ではないが特別ではあると思う……まず魔力量の底上げは一にも二にも才能なんだ、そして日頃からの訓練、その二つを持ってして人は魔力量のキャパシティを上げる事が出来る!」


「はぁ………」


と、そこで一拍置いてゲオルグは不機嫌顔のクリスを指差し。


「彼女もまた天才と呼ばれる一人なんだ、齢14にして冒険者ランクB級、しかも、魔導士としてならその技量は俺達二人を抜いている」


「冒険者ランク?」


「ん、冒険者ランクも知らないんだな……まぁ仕方ないか、ちなみに俺とマリナはA級でクリスとは職種が違う、俺達は魔導剣士だ」


「「「はぁ……」」」


やはりそこまで聞いても、もう一つピンとこない三人。しかし、魔術にしろ冒険者にしろ地球には職業や技術としては無かったもの、それを認識すると何故かテンションがあがってくる。


「兎に角、君達は凄いと言うことだ!」


それだけは自信を持って言えると、ゲオルグが胸をはる。


「それにしても、冒険者の事まで知らないとは………」


「力云々より、相当隔絶された村にでもいたのね」


ゲオルグの言葉を継いでマリナ。異世界からという下りには行き着かないモノの、それでも隔絶という言葉で三人の事を納得してしまう。


「兎に角、街には冒険者ギルドと転送装置もあるし安心しなさい、村に帰れると思うわよ!」


三人を安心させるようにマリナ。どうやら最初の印象から、上方修正しなければならないようだ。


「しかし、街まではまだ1日はかかるからなぁ、まぁついでだ、色々教えておくよ」




本当にゲオルグさんは頼りになります。



冒険者ランクについて


基本的に任務の達成率と定期的に測定される、各職種のランク別戦闘訓練から判定される。

ランクは7つで、SS,S,A,B,C,D,Eに分けられる(Bランク以上は上中下ランクがあり)。


冒険者ギルドについて


冒険者ギルドは各国家との繋がりが深く。その支所を各国家の街や村(無いところもあり)に配置、常に冒険者のサポートを行っている。

冒険者は主にギルドを通じてランクにあった任務を行い、それに応じた報酬と評価をもらう。

ギルドは冒険者を斡旋して任務にあたらせる代わりに、各国家からの資金援助を受けている。

あと、冒険者のグループを旅団と言う。



職種について


基本的に魔導剣士か魔導士、回復士などの三職種。

後はコレらの派生職種となる。



魔術について

魔術にもランクが存在、威力と効果から特級、上級

、中級、下級とランク訳される。

極稀に超級と呼ばれる魔術もそんざいする。



「まぁ、現状最低限の知識はこんな所かな、もし冒険者登録するならギルドで詳しい話を聞けばいい、そこで詳しく教えてくれる」


と、ゲオルグが言葉を区切り、マリナの方に視線を向ける。


「そうね、それだけの魔力量腐らすのは惜しいわね、冒険者登録するなら止めはしないは、村に帰っても冒険者登録しとけばどうにでもなるでしょうしね」


「うぅ~悔しいですけど三人共魔力量は半端ないですからぁ~ゲオルグさんやマリナさんの言うとおり冒険者登録をお勧めしますぅ~」


最後にクリスがダメ出しとばかりに冒険者登録をプッシュしてくる。


「まぁ、考えて見るのも悪くないな……」


「ですね」


昌晃と淳が冒険者登録に前向きな意志を見せる。純一も。


「まぁ、僕はバイト次第っすね……」


と、微妙な表情を見せる。


「いや、焦る必要はどこにもないさ、ゆっくり考えて決めれば良い、それに冒険者にならなくとも当分は俺達の旅団の協力者として動いても良い」


「ゲオルグさん達の旅団……グループですか?」


「えぇそうよ、彼は副団長、旅団名は希望の翼よ」


ゲオルグに代わりマリナが旅団名を告げる。


「希望の翼っすか、何か良いですね」


名前を気に入る純一。


「そうですよぉ~、希望の翼は、チルダ王国でも有力旅団の一つなんですよぉ~」


クリスが最後に付け加える。


「まぁ、そう言う訳だ冒険者登録のこと、旅団のこと、ゆっくり考えてみてくれ」


ゲオルグが最後にそう締めてこの会話は終わる。



「それにしても今し方話していたチルダ王国とは?」


今度は地理に関する疑問、問いかけたのは淳だった。


「フフリ、チルダ王国はですねぇ~」


聞かれてもいないのにクリスがゲオルグを代弁して説明を開始する。

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