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選択肢  作者: ひなた
金子恋ルート
49/389

 俺と恋は、丁度いい木を探す旅に出た。多分、こっちが先だったろうな。

「これくらいでいいんだよな?」

「ああ、そうだな」


       ー三十分後ー

 また適当に駄弁りながらも、丁度いい木を丁度いい量集め終わった。

「それで、火はどう起こすの?」

 恋が俺に訊いてくる。火だったら、大丈夫だよ。先生にライター借りてるから。どうしよう。


①点けて用意する ②恋に任せる ③ライターを隠す


ーここは①を選びましょう だって隠す意味ありませんしー


「先生に借りてるんだ」

 俺はライターを取り出して、拾った木の一つに火を点けた。

「おお、流石!気が利くな」

 先生が?俺が?まあ、細かいことは気にするんじゃないさ。

「んでさ、それで火は用意できた訳だけどさ…」

 恋は困ったような表情をした。どうしたんだろう。

「どうやって乗せるの?この重いの、持ち上げれなくね?」

 そうか、そうだな。どうしよう。


①頑張る ②頑張って貰う ③諦める


ーここも①を選びますー


 俺は何とか頑張って、まず火を安定したところに運んだ。そして恋と協力して、そこにドラム缶を乗せた。まあ、チート使用ってことで。

「よっしゃ、完成だな。皆を呼んで来ようぜ」

 恋が笑顔で言ってくる。どうしよう。


①一緒に呼びに行く ②呼びに行かせる ③俺達が先に


ーここも①を選んで差し上げますよー


 俺達は急いで駆け登り、他のメンバーがいるところに戻った。

「おう、お帰り。随分遅かったなぁ」

 先生がニヤニヤと言ってくる。何なんだ、この人…。

「誰から行く?それと入る人の他に、フーフーってやる役の人も必要だよね」

 華香先輩が恥ずかしそうに言う。フーフーってやる役の人、って…。まあ俺はどうせ、隆先輩とだろうな。

「あたし最初が良い。結構きついけど、華香お願い」

 梨花がピンと手を挙げた。どうしよう。


①俺も最初が良い! ②じゃあ、行って来れば?


ーここは②を選びましょうー


「じゃあ、行って来れば?」

「ええ、行って来るわ。覗いたりしないでよね」

 梨花と華香先輩が、テクテクと去って行った。風呂、誰も見てないけど大丈夫なのか?二人はちゃんと、場所分かってんのか?

 心配…。

「あ、あの…さ、俺さ、こいつとがいいんだけど…」

 二人がいなくなって暫くしてから、恥らいながら恋が言った。どうしよう。


①いいよ ②やだ ③ちょっと待って


ーここは③を選びましょうー


「ちょっと待って」

 俺は一旦、恋を止めた。説明を要する。

「俺とがいいって、何が?」

 恐る恐る問い掛けると、恋はもじもじと答えた。

「風呂だよ、風呂。分かってるだろ?」

 やっぱり?でも可笑しくない?だって、風呂だよ?俺男だよ?恋は女だよ?

「へえ、いいんじゃないか?でも代わりに恋、あたしの時にも風呂沸かして貰う。あの仕事を、二回やってまでそうしたいなら、別にいいだろう」

 先生は腕を組んで言った。ちょっと待って、……いやちょっと待って。だって風呂ってことは、裸だよね…。

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