ん
俺と恋は、丁度いい木を探す旅に出た。多分、こっちが先だったろうな。
「これくらいでいいんだよな?」
「ああ、そうだな」
ー三十分後ー
また適当に駄弁りながらも、丁度いい木を丁度いい量集め終わった。
「それで、火はどう起こすの?」
恋が俺に訊いてくる。火だったら、大丈夫だよ。先生にライター借りてるから。どうしよう。
①点けて用意する ②恋に任せる ③ライターを隠す
ーここは①を選びましょう だって隠す意味ありませんしー
「先生に借りてるんだ」
俺はライターを取り出して、拾った木の一つに火を点けた。
「おお、流石!気が利くな」
先生が?俺が?まあ、細かいことは気にするんじゃないさ。
「んでさ、それで火は用意できた訳だけどさ…」
恋は困ったような表情をした。どうしたんだろう。
「どうやって乗せるの?この重いの、持ち上げれなくね?」
そうか、そうだな。どうしよう。
①頑張る ②頑張って貰う ③諦める
ーここも①を選びますー
俺は何とか頑張って、まず火を安定したところに運んだ。そして恋と協力して、そこにドラム缶を乗せた。まあ、チート使用ってことで。
「よっしゃ、完成だな。皆を呼んで来ようぜ」
恋が笑顔で言ってくる。どうしよう。
①一緒に呼びに行く ②呼びに行かせる ③俺達が先に
ーここも①を選んで差し上げますよー
俺達は急いで駆け登り、他のメンバーがいるところに戻った。
「おう、お帰り。随分遅かったなぁ」
先生がニヤニヤと言ってくる。何なんだ、この人…。
「誰から行く?それと入る人の他に、フーフーってやる役の人も必要だよね」
華香先輩が恥ずかしそうに言う。フーフーってやる役の人、って…。まあ俺はどうせ、隆先輩とだろうな。
「あたし最初が良い。結構きついけど、華香お願い」
梨花がピンと手を挙げた。どうしよう。
①俺も最初が良い! ②じゃあ、行って来れば?
ーここは②を選びましょうー
「じゃあ、行って来れば?」
「ええ、行って来るわ。覗いたりしないでよね」
梨花と華香先輩が、テクテクと去って行った。風呂、誰も見てないけど大丈夫なのか?二人はちゃんと、場所分かってんのか?
心配…。
「あ、あの…さ、俺さ、こいつとがいいんだけど…」
二人がいなくなって暫くしてから、恥らいながら恋が言った。どうしよう。
①いいよ ②やだ ③ちょっと待って
ーここは③を選びましょうー
「ちょっと待って」
俺は一旦、恋を止めた。説明を要する。
「俺とがいいって、何が?」
恐る恐る問い掛けると、恋はもじもじと答えた。
「風呂だよ、風呂。分かってるだろ?」
やっぱり?でも可笑しくない?だって、風呂だよ?俺男だよ?恋は女だよ?
「へえ、いいんじゃないか?でも代わりに恋、あたしの時にも風呂沸かして貰う。あの仕事を、二回やってまでそうしたいなら、別にいいだろう」
先生は腕を組んで言った。ちょっと待って、……いやちょっと待って。だって風呂ってことは、裸だよね…。




