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選択肢  作者: ひなた
金子恋ルート
34/389

 暫くすると先生が教室に入って来た。


 そして授業がなんやかんや終わり、昼休みになった。どうしよう。


①誰かと弁当を ②一人で弁当を ③売店へ


ーここも②を選びましょうー


 俺は弁当箱を取り出して、一人でさっさとグチャグチャ弁当を平らげてしまった。

「えっと、もう食べちゃったんですか?あの…」

 隣の席の女子が、もじもじと俺のことを見てきた。どうしよう。


①どうしたの? ②五月蝿いな


ーここも②を選びましょうー


「五月蝿いな」

「御免なさい!」

 女子は自分の弁当を、俯いて食べ始めた。どうしよう。


①学校探検 ②恋のクラスへ ③広場へ ④教室で


ーここは④を選びましょうー


 俺は残りの昼休み、教室でボーっと過ごした。そのまま昼休みが終わり、午後の授業も終わった。どうしよう。


①部活 ②駄弁ってる ③帰る


ーここは①を選びましょうー


 俺は部室へと向かって走って行った。

「おお、いらっしゃい!ほら、早く着替えちゃいなよ」

 隆先輩が部室の机で、リラックスしていた。

「あっでも、ユニフォームまだ持ってないのかな?んー、買うまではジャージでやるのかな?」

 ユニフォーム?そっか、買わなくちゃなんないんだな。

「「「こんにちは~!」」」

 その時、女子三人が入って来た。

「よっ!」

 そして後ろから、余り見たことのない先生らしき人物が出てきた。

「あたしは藤山咲ふじやまさき、バレー部の顧問だ!新入り、宜しくな」

 顧問の先生か、でも昨日はいなかったよな。

「新入部員の三人はまだ、ユニフォーム買ってないんだよな。じゃあ、全員ジャージでやっちゃうか」

「やった~!ありがと、さきちん」

 梨花がトンと、咲先生の肩を叩いた。

「その呼び方するな!まあいい、練習始めっぞ」

 咲先生がボールを持って来いと、隆先輩と梨花に命令した。どうしよう。


①俺が持ってくる ②待つ ③急かす


ーここも①を選びましょうー


 俺は先に走って行き、ボールを人数分持って戻った。

「おお、よく出来た新入りだな。上出来だ、はっはっはっは」

 先生はボールを受け取り、愉快そうに笑った。

「じゃあ、部活を始めま~す」

 隆先輩が適当に挨拶をし、今日も部活が始まった。

「一・二年と、三年に分かれれば?だってまだ初体験って言うのとか初心者いるんだし」

 先生は腕を組み、そう命じた。


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