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選択肢  作者: ひなた
金子恋ルート
30/389

「ちょっと、そこでニコニコしてないで練習するよ」

 梨花が俺達のところに来てそう言った。

「でもさ、この人数じゃ試合出れないんだよね。今年くらい出たかったけど、まあそこは恋ちゃんに任せようか」

 隆先輩は、残念そうに言った。今のところ、男子と女子を合わせて五人。試合の人数には、全然及ばない。

「ねえ隆先輩、練習しましょうよ」

「そうだね。君達もおいで、早速練習するから」

「「はい!」」

 俺達は部屋の奥の、コートがある広い場所に案内された。

「じゃあまず、サーブの練習しよっか。んーあたしはこの子見るから、隆先輩は華香先輩をよろしくお願いします」

 梨花がボールを二つ持って来た。

「ほら、始めるよ」

 俺は梨花に詳しく教えて貰った。暫く練習すると、恋がやって来た。

「ごめん、もう無理っぽいから戻ってきちゃった。俺も練習参加するぜ」

「ああ、じゃあ恋ちゃんも来て!一緒に練習しようよ」

 梨花は恋のことも、俺のところに呼んだ。

「恋ちゃんは小学校の時からやってんでしょ?一緒に先生やってよ」

「了解!」

 俺は二人に早速五時くらいまで教えて貰っていた。はあ、初日から結構キツイな。

「これで今日の練習を終わりにします。ありがとうございました」

「「「「ありがとうございました!」」」」

 これで練習は終わりか…。疲れたけど、楽しかったな。頑張ろう!

「おいお前、どうだった?腹減っただろ。あのさ、良かったら夕飯食いに行かないか?」

 突然恋に言われた。どうしよう。


①行こう ②行かない ③無視


ーここも①を選びましょうー


「行こう」

「いいのか?」

 俺が言うと、恋の顔が嬉しそうになった。

「俺のお気に入りの店があるんだけど、来てくれるか?」

 恋がキラキラとした目で、俺を見つめてきた。どうしよう。


①もちろんさ ②嫌だ


ーここも①を選びましょうー


「もちろんさ」

 俺は笑い、そう言った。

「じゃあ早く行こうぜ」

 恋は走って行った。どうしよう。


①走ってついて行こう ②歩いてついて行こう ③帰ろう


ーここでも①を選びますー


 俺は荷物を手に持ち、走ってついて行った。

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