あ
俺は今日、高校二年生になった。
ではここで、 game start です。
ああ、後輩楽しみだな。先輩とかって呼んでくれんのかな。
俺は新しい教室に入り、席に座った。隣では、三つ編み眼鏡の真面目そうな女子が本を読んでいた。
知らない子だな。去年クラス違ったのかな。どうしよう。
①話し掛ける ②その子の本を読む ③気にせず、持ってきたゲームを
ー③を選ぶとしましょうー
俺は、ゲームをやり始めた。
「あの、それ何ですか?」
隣の女子は本をしまい、俺に話し掛けてきた。どうしよう。
①ゲームを見せてあげる ②ゲーム名を答える ③気にせず、ゲームを
ーここでも③を選ぶとしましょうー
俺はゲームを続けた。
「コノ、迷惑だったですか?」
女子は、不安そうに見上げてきた。どうしよう。
①そんなことないよ ②大迷惑だよ クソ
ーここでは②を選ぶとしましょうー
「大迷惑だよ。クソ」
「や、やっぱり?御免なさい」
女子は、本を取り出して再び読み始めた。
「ヨッシャ!アタシが担任の撫川海だゼ!」
先生が教室に入って来るやいなや、そう叫んだ。
「一時間目!仲良くしろ!ってことでじゃあな!」
先生は教室から出ていった。
「お前ら、何やってんだ。仲良くしろって言ってたんだから、仲良くしないと授業サボりだぞ」
頭に巨大な星を着けて、髪は短め背も小さめの子供っぽい少女が話し掛けてきた。どうしよう。
①分かった 仲良くしような ②うるさいな 別に良いだろ
ーここでも②を選ぶとしましょうー