せ
そして放課後…。
「今日からは各係のところに行くこと!いいな!」
得点係は…、図書室か。俺は場所を確認し、図書室へ向かった。
「……貴方は…得点係……ですか…?」
図書室に入ると、どこかから少女の声が聞こえてきた。
「ああ、俺は得点係だ」
俺がそう言うと、小さな少女が本棚の陰から出てきた。
「…椅子に……座って…他の……人達を……待って…下さい」
俺は言われた通り、椅子に座って待っていた。そして人が増えて行き、全員揃ったらしい。
「俺が担当の先生だから、何かあったら言えよ?」
最後に先生が登場し、さっきの少女が前に出た。
「…計算の……仕方を…説明……します」
少女は説明し始めた。ってことは、先輩!?
「……皆さん…分かり…ました…か?」
説明が終わると、先輩?はさっさと椅子に戻って行った。
「まあそうゆうことだ。この係りに用意的なのはないし、飾り用の花でも作るか。去年もそうだったよな」
先生は先輩の一人に聞いた。
「そうっすね。あの、便利な機械は?」
「今年は使えなくなった。頑張れ」
先生は花を作る用の、あの…薄い紙を配った。俺不器用だから、そうゆうの得意じゃないんだよな。どうしよう。
①教わりながらでもやろう ②頑張ろう ③やんなくていいっしょ
ー③を選びますー
俺は椅子に座ってぼーっとしていた。
「やれよ、二年。何サボってんの?」
先輩と思われる人が話しかけて来た。てかこの係り、動かない係りだけど女子少ないんだな。こうゆう係りは女子が入るんだと思ってた。
「もしかして、出来ないのか?」
先輩がクスクス笑いながら聞いてきた。どうしよう。
①出来ないとはっきり ②出来ると意地張ろう ③無視
ー当然③を選びましょうー
「何無視してんの?俺三年、お前二年、分かってる?」
先輩はお怒りのご様子だ。どうしよう。
①教えて下さい ②うるさいな
ー②を選びますよ だって、男子生徒の好感度を上げてどうするつもりです?ー
「うるさいな」
「あー、先輩にそんなこと言っちゃう系?」




