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す
俺はそのまま一学期を過ごし、夏休みも終わり、二学期が始まった。
「久しぶり!二学期が始まったぜ!体育祭も近づいて来たぜ!二年八組頑張るぜ!」
先生は教室に入ってくると、やはりいきなり叫んだ。体育祭か…。
「体育祭の係りを決める!何やりたい!?」
適当な先生だな。先生は黒板に、係り名を殴り書いた。
「やりたい係りの下に、自分の名前を書け!ほら早く!」
皆黒板のところまで行き、名前を書いている。どうしよう。
①俺も書きに ②空くのを待とう ③何でもいいよ
ーここは③ですねー
俺は自分の席でクラスメイトの姿をただ眺めていた。
「あの、行かないんですか?」
隣の席の子が話しかけて来た。どうしよう。
①君はどこに? ②めんどくさいし
ーこの選択肢は両方とも酷くないですね まあ、②を選びましょうー
「めんどくさいし」
暫くすると、黒板の周りが空いて来た。
「まだ書いてない人!なんでもいいんだな!」
先生は勝手に俺の名前を、人数が足りていないところに書いた。
「人数がオーバーしちゃってるとこの人で、足りていないとこに動いてくれる人はいるか!?」
なんだかんだやって、体育祭の係りは決まった。俺は得点係らしい。




