表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
選択肢  作者: ひなた
初めのルート
12/389

「じゃあ、いいじゃないですかぁ」

 そう言って先輩は、先生を呼んだ。

「先生、ミーとこの子でお願いしますぅ」

「分かったぜ!頑張れよ!ゴールで待ってるからな!」

 ゴールって何なんだろう。先生は先輩にシールみたいなのを渡し、去って行った。

「名前の上のところに、貼って下さぁい」

 俺は先輩に、八と書かれた緑色のシールを渡された。

「ほら、急ぎますよぉ」

 先輩はジャージの名前の少し上の辺りに、そのシールを貼った。

「早くして下さぁい」

 先輩は早く早くと、俺を急かしてくる。どうしよう。


①貼ろう   ②破ろう   ③無視


ーこれは…②…③?いや、①を選びましょうー


 俺は言われた通り、名前が書いてある上のところにシールを貼った。

「では、出発で~す」

 先輩は、さっさと山に向かって歩いて行く。俺も早歩きで、何とかついて行った。

「ちょっと危ないかもしれませんから、気を付けて下さいねぇ」

 危ないって何が?俺がそう思っていると、先輩は道ではないところから登り始めた。いや、どこに道があるのかは分からんが…。

「どこ通ってんすか!?」

「いいから早く来て下さいよぅ。君はあの中で一番、体力ありそうでしたしぃ」

 そんなに俺って、体力ありそうに見える?まあとにかく俺は、道なき道を進み続けた。

「早く来て下さいよぅ」

 先輩は急斜面も、スイスイ登って行きます。

「きゃっ!」

 多分一時間くらい登った時、先輩の悲鳴が聞こえてきた。どうしよう。


①急いで見に行こう   ②ゆっくり先輩のもとへ   ③怖いから下にいよう


ーこれも、①を選びましょうー


「大丈夫っすか!?」

 俺は駆け登り、急いで先輩がいるところまで行った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ