表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

第4話 蝙蝠一家【バットファミリア】

事件が発生数日前・・・。尾賀嶋家では・・・。


尾賀嶋「なぜだ。なぜだ。なぜだ。」

 河守「どうしたのですか?姫様・・・。」

尾賀嶋「なぜあ奴は何もしてこないのだ?」

 河守「なぜって、姫様彼に何と言ったかを覚えでした?」

尾賀嶋「覚えておるわ・・・。」


『貴様の話は今聞きとうない。どうしてもというならまた我が家に来ることだな。もちろん無事で帰すというわけではないがな・・・。』


 天宗「あんなこと姫様に言われたら私も目の前に現れないです。」

 緋宗「まぁショックだったかもしれませんね・・・。」

尾賀嶋「やっぱりそうなのか・・・。でもなんで謝りに来てくれないのだ。私があやつの立場だったら許してほしくてすぐに謝りに行くがのぅ。」

 河守「まったく、だったらなんであんなに言ったのですか。しかも、裏切られたと思っているのは姫様だけだと思いますよ。」

尾賀嶋「仕方なかろう。気分で話していた分がある・・・。」

???「いつまでもクヨクヨしてんじゃないよ。これだからツンデレ姫様は。」

 河守「こら、鉤詰。姫様に無礼だぞ。」

 鉤詰「はいはい。すみませんね、でもみんな思っているわけで、言わないだけでしょ。」

尾賀嶋「河守、いいのだ。悪いのは私だ。鉤詰は悪くない。」

 河守「姫様・・・。」

 天宗「じゃあ、こんなのどうですか?」

 緋宗「3日以内に彼が謝りに来なかったらこっちから攻撃するというのは・・・。」

 鉤詰「いいじゃんいいじゃん。楽しそう、久しぶりにやろうやろう。」

 河守「駄目に決まっておろう。尾賀嶋家はそんな野蛮なことはせん。」

尾賀嶋「もう少し待つことにしようではないか・・・。」


それから3日たった時だった・・・。


???「姫様~!ついにきましたぞ!」

尾賀嶋「なにがじゃ、響輝。通販か?」

 響輝「荒街幸屋から手紙が届いたんですよ。」


開けてみると、衝撃的なことが書いてあった・・・。


 河守「それで、姫様。彼からはなんと?」

尾賀嶋「『尾賀嶋奈津実様へ。なにか怒ってるようで自分は悲しいが自分は謝るつもりもない。つもりといえばこの度あなたを殺害することを決めました。明日の9時にこちらの地図に載っている場所に来ることだ。』とよ。」

 天宗「なにそれ~・・・気分が悪い!!」

 緋宗「まったくだ~・・・。」

 鉤詰「ほらやっぱり、こっちから攻撃したほうがいいんだよ。」

 響輝「さて、どうしますか?」

尾賀嶋「さすがに、これは許すことはできないな。河守、あやつの家の場所は?」

 河守「一応、把握はしておりますが、この手紙が彼からの物か判断してからの方が・・・。」

尾賀嶋「いいのだ、ただでさえこっちは待っておるのだ。あ奴に手紙を出す・・・。」


といって手紙を書いた。


【貴様がそのような男だとは思っていなかった。正直がっかりしている。貴様がその態度ならばこちらにも報復を行うこととする。2081/5/21の午後九時のニュースを見るとよい。】


それを紫の封筒に入れて、河守に荒街の家に届けてもらった。


その間に、天宗・緋宗・鉤詰・響輝とともに明日呼び出されたところに向かって強襲することになった。

まずはアパートに住んでいるやつらを倒し続けた・・・。


尾賀嶋「私は尾賀嶋奈津実だ。悪いがお前らのボスが来る前にお前らを殺させてもらう。」

 住民「ボス?何の話だ!?やめろ。」

尾賀嶋「嘘をついても無駄だ!」


そして手分けをして全員を殺して帰った・・・。


 天宗「ねぇねぇ、姫様・・・。終わってから言うのも変だけど聞いていい?」

尾賀嶋「どうした、何かあったのか。」

 緋宗「私たち二人で倒してたんだけど、殺す前に男たちが何の話って顔しながら死んだんだよね。」

 響輝「あぁ、確かに自分のところでも似たようなことが・・・。」

尾賀嶋「なんだって?鉤詰はどうであった?」

 鉤詰「まぁ、確かになんかほざいてたな・・・。」


屋敷に帰って、河守から話を聞いた。


 河守「恐らく荒街は一週間外に出ていません。」

尾賀嶋「なぜ、そんなことが分かるのだ?」

 河守「新聞紙が7日分ポストに刺さったままでした。」

尾賀嶋「それでは、少しおかしいのではないか・・・?」

 河守「そうなんですよ。彼はどうやってあの手紙をこちらに届けたのでしょうか?」

尾賀嶋「そりゃ、郵便ででは?」

 河守「それだったら切手などが貼ってあるはずです・・・。」

尾賀嶋「これを受け取ったのは響輝だった。」


そのあと響輝を呼んだ。

響輝曰く高身長の赤髪の女が届けたらしい。


 鉤詰「おーい、ニュースやってるぞ?」


ニュースを見た。先ほど襲ったアパートが映っていた。


報道員「こちらをご覧ください!ここにあるのは【レベル5】の男性が住むアパートなのですがなんと全員が見るも無残な姿で殺害されています!!!警察では【レベル7】の一人、尾賀嶋奈津実の仕業であると捜査しております。」


続きのニュースでは【レベル6】以上の能力者が招集され、私の捕獲、殺害命令をすると言っていた。招集は希望らしく【レベル6】の能力者の中には参加表明をしていない奴らもいる。


私以外のほかの【レベル7】にも召集の声がかけられていたらしいのだが全員不参加表明していたという。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ