2021年3月21日(日)『日記始めてみた』
私の名前は小野小夜子である。
日記の書き出しがわからなかったので、私の世代にドンピシャな千円札の肖像画になっている文豪から拝借したのだが、これは日記の書き出しではないような気がする。
本題に入ろうと思う。
日記というものを始めてみようと思い立ち、思い立ったが吉日と言わんばかりに日記をつけてみた。あと十日もしないで四月なので、キリよくそこから始めろとは思わないでもない。
ここまで書いたが話のネタがない。
ネタがないので自分語りしよう。
私は日曜日なのにネタがないような誰とも合わない生活を送っている女だ。来年度で三十路。コロナで婚期が遅れたという言い訳に必死にしがみついている。東京オリンピックは是非とも中止になってもらいたい。「グダグダな東京オリンピックでも開催できたというのに、君の結婚式はいつ開催されるのかね?」と言われるのが恐ろしいからだ。
私は、そんな女だ。
書いていて、悲しく、哀しくなってきた。
今日のところはこれぐらいにしたいと思う。
これを書いたら満足したので、次はまた思い立ったら書こうと思う。
追伸
※手紙ではないので追伸はおかしいと思うがボキャブラリーが貧弱ゆえ追伸とする。
この日記が何かの間違いで、江戸時代の日記スト(エッセイスト的な)酒井伴四郎氏のように掘り起こされて歴史文書にされないことを祈る。