始 3
俺は、くろとはると別れてユリアに情報屋と呼ばれていたやつに会いに行った。
そいつは実質便利屋みたいなものでだいたい何でも金や金に代わるものを渡せば引き受けてくれる。
俺はそいつの仕事の手伝いなどをしている。
そいつの店みたいなところの扉には『なんでもや』と、書かれている。
その扉を開けると爽やかなイケメンの店主がいた。
「千影やっと来た。何で来たかはわかってるから。だいたい準備できてるよ」
「ネオありがとな。よくあんな面倒くさそうな依頼受けたな。」
「そんなの居場所がわかって千影をいつでも見に行けるから引き受けるに決まってるじゃん。わかる?好きなときに見に行けるんだよ?だから全然いいんだよ。このくらい。」
笑顔で言い切った。
ストーカーかよ。
わかってたけど変態だこいつ。
「やっぱり変態だな。だから嫌だったんだよな。」
「えぇー。先生に向かってそんなこといっちゃだめだよ?」
「あんとき先生なんて呼んでた自分が嫌になるな。というか言わされてただけだし。しかも、いろいろ教え込まれたしな。」
少し昔のことを思い出した。
「でもそのお陰で仕事できてんじゃん!感謝してほしいね。」
まぁ確かにそうだけど....。
「あと、千影このあと暇?」
「その仕事のお陰で後始末がいろいろあるから暇じゃない。あと、依頼された仕事も何とかしなきゃなんねーし。」
考えただけで嫌になる。
「そっか、残念。じゃあまた今度よろしく!」
俺はそんなことをほざいている変態をほっぽって後始末をするため店を後にした。
その後2週間かけて後始末をして、依頼された仕事も全て片付けた。
ついでにあの変態の頼みも聞いてやった。
偉い。
そしてついに青龍高校に転入した。
お久しぶりです
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neon_shosetsu