瑠璃色 【最新】
瑠璃……お前、本当になんなんだよ……。
はい、どうも、こんにちは。
開口一番で悪いのですが、瑠璃に関して、資料が全く見つかりませんでした。
瑠璃色で調べたほうが多いまであります。
知名度は間違いなくあるのに、なぜこうも載ってないのか。
そもそも、瑠璃とはなになのかという話です。
まあ、ラピスラズリですよね。ただ、これに関して、疑問に思うのです。
お前、本当にラピスラズリか? と。
私が瑠璃と聞いて連想するのは、盃のほうなのです。はい、正倉院の。
くわしくは知りませんがアレの見た目、半透明ではありませんか?
ラピスラズリっぽくはない。ラピスラズリの見た目といえば、不透明ですからね。くわえて、星に似た瞬きもある。それに対して、あれは青一色です。
調べたところ、ガラスの古称だそうです、瑠璃。
これは、例の宝石とは離して考えてもいいのでは……?
とはいえ、ラピスラズリ=瑠璃は間違いではありません。実際に和名になっていますからね。
同時に思います。「これ、葡萄色=エビ色とか、翡翠と本翡翠みたいなことが起きてるだろ」と。
とりあえず、瑠璃に関する単語をざっと並べてみます。
地球・地。
仏教・浄土・清浄・仏・東方。
玉・ガラス・古称。
富・至上・神聖・珍重・高位。
光沢・艶・美しい・豪奢。
語源は『吠瑠璃』の略語です。当て字です。琉璃とも書かれるため、漢字に意味はないのでは? 瑠も琉も美しい宝石を表していることに、変わりはないのですが。
大本は、サンスクリット語のヴァイドゥーリャまたは、ヴェルーリヤです。意味は全く分かりません。検索したら逃げられました。
瑠璃と名のつく単語は、ちらほら見受けられます。主に花や蝶など。鉱石との関係はありませんね。もはや、美しい青という概念になっている気がします。
美しい青といえば、サファイアです。七宝の瑠璃はこれを表しているのではないか。そんな説があります。
しかし、サファイアといえば青玉および、碧色。瑠璃で形容するには違和感があります。
とりあえず、ですね。
瑠璃は仏教関連に特化している印象があります。
『瑠璃光如来』
『浄瑠璃世界』
仏や浄土そのものを表している、象徴になっている? そんな雰囲気がします。
実際に浄土の大地は瑠璃色だそうで。
地球も瑠璃色と表せます。
ラピスラズリが天を象徴しているのと対比になっていて、面白いですね。
あとは……舞台がアジアの時に使うといいんじゃないですかね。
仏教関連・和風の世界観だと似合います。
それと、浄土は清浄・清涼な世界を表します。透き通った水の形容に用いるのも、いいですね。
ラピスラズリとかぶる部分があるような、そうでもないような。いずれにしても、特別な玉であることに変わりはありません。
高貴な身分なキャラに用いてはいかがでしょうか。それこそ、仏みたいな。
そんな感じです。
まとめに関してはすでに上に出ているのですよ。
雑に掘り下げますか。
浄土:「仏の国」「清浄」「清涼」「あの世」「苦しみのない」「悟りを開いた」
古来:「伝統的」「歴史的」「古典的」「神代」「格式高い」「由緒ある」「権威」
仏典やら清らかさの象徴と考えると、妙にすっきりとしますね。
では。




