その他 トーン別
深紅
象徴(抽象):上品・シック・妖艶・陰い・濃厚・成熟・大人っぽい・こっくりとした・女性らしい・内に秘めた情熱
象徴(物体):血・焔・宝石・ワイン・ピジョンブラッド
ほかの色 :真紅・臙脂・ワインレッド
濃紅色
象徴(抽象):ゴージャス・知的・シック・媚びない・濃厚・豊か・重厚・スタイリッシュ・情熱的・強い・強烈
象徴(物体):血液・葡萄酒・ルビー・ザクロ・チェリー・火・生肉・苺ジャム
ほかの色 :深紅・真紅・茜色・火色・唐紅・臙脂
強い赤
象徴(抽象):艷やか・パワフル・充実感・印象的・豊潤・力強い・強烈・情熱的・インパクト
象徴(物体):紅蓮の炎・夏の日差し・唐辛子
ほかの色 :ペッパーレッド・猩々緋・紅蓮・カーマイン・チェリーレッド
明るい赤
象徴(抽象):華やか・明るい・軽やか・ポップ・元気・積極的・行動的
象徴(物体):ヒナゲシ・赤珊瑚・鮭・リンゴ・トマト・スイカ・アセロラ
ほかの色 :サーモンピンク・コーラルレッド・朱色
冴えた赤
象徴(抽象):華やか・派手・情熱的・鮮烈・鮮明・目立つ・エネルギッシュ
象徴(物体):牡丹
ほかの色 :レッド・原色・純色
鮮やかな赤
象徴(抽象):目が覚める・ドラマチック・きれい・燃える・ハッとする・輝く・情熱的・目を引く
象徴(物体):赤い花・赤リップ・紅葉・炎・停止信号・いちごシロップ・鮮血・ルビー
ほかの色 :薔薇色・シグナルレッド・カーマイン・蛍光色
柔らかな赤
象徴(抽象):上品・エレガント・ぼんやり・色あせた・穏やか・包容力
象徴(物体):和牛・色鉛筆・曙
ほかの色 :ポピーレッド・紅梅色
鈍い赤
象徴(抽象):味わい深い・あせた・濁った・落ち着いた・しなやか・くすんだ・古風
象徴(物体):凝固した血・血痕・炭火・篝火・鉄さび
ほかの色 :小豆色・真朱
暗い赤
象徴(抽象):ビター・重厚・不吉・不気味・モード・退廃的・魔性・ダーク・シック・円熟
象徴(物体):血・ボルドーワイン・アメリカンチェリー
ほかの色 :赤銅色・茜色・深緋・海老茶・ボルドー・マルーン・臙脂
薄紅色
象徴(抽象):幻想的・穏やか・可憐・柔らか・清楚・控えめ・ロマンチック・女性らしい・優美・上品
象徴(物体):頬紅・朝焼け・珊瑚・桃・ロゼワイン・金米糖・蓮の花・桜貝・桜餅
ほかの色 :撫子色・サーモンピンク・洗朱・朱華・鴇色
淡紅色
象徴(抽象):儚げ・上品・甘美・可憐・清らか・清楚・優美・繊細
象徴(物体):桜・桃の花・石竹
ほかの色 :乙女色・許色・桃花色・桜色・一斤染・石竹色
灰色がかった赤
象徴(抽象):濁った・シック・穏やか・風流・地味・渋い・落ち着いた・伝統的
象徴(物体):――
ほかの色 :オールドローズ・長春色・鴇浅葱
濁った赤
象徴(抽象):負けず嫌い・憎しみ・怒り・反発・反抗・破壊・暴力・支配・復讐・頑固・わがまま・攻撃的
象徴(物体):血・血糊・泥絵具
ほかの色 :――
鮮紅色を調べ忘れていたため、あわせてて適当に検索して、付け加えました。おおかた、冴えた赤と混合させていたのでしょう。このさい、くすんだ赤も加えようかと思いましたが、あきらめます。きりがありません。加えるとしたら後から追加します。
さて、トーン別のイメージを書き記したわけですが、いくつか見知らぬ色の名前が出てきましたよね。洗朱・乙女色・許色など。私としては、いくつかは後から記事にして投稿するつもりです。ただ、明らかに知名度がなさそう・文章にしても伝わらないと感じられる色名は解説しません。どうか、そのつもりで。
ひとまず、色のイメージは夢占いと同じです。作中に登場した色が美しいと思ったのなら、ポジティブな印象・不気味だと感じたらネガティブな印象といった風に、使い分けられますね。それは作者からではなく、登場人物の視点でも、似たようなことが言えます。たとえば、薔薇色を一人のキャラクターが嫌いと言ったとします。理由は、「女性向け」「甘ったるい」などなど。それで、実際に女性向けで甘ったるい空間に飛び込んで、不快な思いをする――といった感じですかね。ほかには、人が死ぬ凄惨な光景や悲惨な状況など、「希望」「喜ばしい」というイメージが皮肉に感じられる場面を作るのもいいかもしれません。嫌いな色や好きな色を作中に登場させて、キャラクターを掘り下げるのもいいでしょう。
以下、おまけです。
ローズクオーツ
色:淡紅色
象徴:愛・優しさ・女性の内なる美しさ
イメージ:フェミニン・上品
特徴:透明感・日光に弱い・退色しやすい・繊細
効果:恋愛成就・自己肯定・ヒーリング・トラウマを癒やす
用途:美しさの秘薬
トマトレッド
イメージ・象徴:快活・鮮やか・カジュアル・フレッシュ・青臭い・元気・完熟・瑞々しい
シグナルレッド
イメージ・象徴:目立つ・危急・冴えた・鮮やか・危険・トラブル・強烈・警告・進入不可
トマトレッド(トマト色)はともかくとして、シグナルレッドはどのようなタイミングで使うべきでしょうかね。瞳の色に用いて、危険を示す場面で生かすといいかもしれません。あとは、信号機とは別の目立つ物体にも使えますね。ちなみにシグナルレッドはマイナーというレベルではないくらい、知名度が低いと思われます。「鮮やか」「冴えた」というイメージを表す単語があるところから、察してください。ほかにイメージを表す単語がまったくありませんでした。ありえないくらい。




