チェリーレッド
チェリーレッドは、チェリーのような色です。実物よりも強めで、ビビットな真っ赤ですね。文章にはあまり使われていません。どちらかというと、チェリーピンクのほうがメジャーでしょう。イメージは「強い」「華やか」「チャーミング」「フレッシュ」「ツヤやか」「ビビっト」「キュート」「ジューシー」など、でしょうか。
私としては、さくらんぼ色と称することが多いイメージがあります。主に唇の色に使われています。理由はさくらんぼ自体が美しい唇の形容(桜桃口)になっているからですね。実際にウェットチェリーリップと呼ばれる、メイク方法もあります。効果はセクシーでやわらかな印象になって、純粋な少女らしく、ロリータじみた雰囲気を得られるそうです。とにもかくにも、赤・桃色の果物は数あれど、さくらんぼは唇の色を表すには最も適しているのではないでしょうか。
また、さくらんぼは初夏のルビーとも呼ばれています。小さくて丸い見た目は、とても可憐ですね。ほかのりんごや桃などよりも、かわいらしいといいますか。さらにいうとさくらんぼといえば、チェリーボーイです。「未熟」「子どもっぽい」「純潔」「半人前」などのイメージもあります。桜ん坊と言われる通り、少年らしさもある、かもしれませんね。しかしながら、さくらんぼという大塚愛の曲もあり、少女らしい印象が強いです。具体的にいうと、初心で清らかな年若い娘でしょうか。二つなりの果実から、二人が一緒になる――すなわち恋愛の象徴でもありそうですね。
ちなみに夢占いいわく、さくらんぼは以下のものを象徴するそうです。
ポジティブ:「陽気」「両想い」「チャンス到来」「味方を得る」
ネガティブ:「批判・中傷(傷んださくらんぼ)」「期待はずれ(熟していない)」
その他:「女性の唇」「恋の予感」
花言葉は次の通りです。
「善良な教育」「小さな恋人」「上品」「幼い心」「あなたに真実の心を捧げる」
「善良な教育」は、同じ仲間である桜の花言葉からきたものです。「小さな恋人、幼い心、真実の心を捧げる」は、実からの連想ですね。「上品」は、花の見た目が上品であることからつけられました。
まとめると、チェリーレッド・さくらんぼ色の持つ象徴はこんな感じです。
「甘酸っぱい」「恋」「潤い」「ぷっくり」「ピュア」「爽やか」「ツヤやか」「少女」「瑞々しい」「華やか」「チャーミング」「フレッシュ」「キュート」「美しい唇」「陽気」「両想い」「純潔」「幼い」
チェリーレッドのほうが鮮やかで、大人っぽい印象があります。さくらんぼ色は若い登場人物に用いて、チェリーレッドは大人に、といった風で使い分けをするのもいいかもしれません。
次回はいちご色です。よろしくお願いします。