ウォータメロン
ウォーターメロンはスイカの色です。検索してもまったく見つからないレベルにマイナーです。文章に使っている方は果たしているのでしょうか。りんごやいちごなどと違って、スイカは色名という雰囲気がしないのです。なぜですかね。いちおう、パーソナルカラーのウィンターのカラーとして、ドレープに存在するそうですよ。
色合いは鮮やかな赤ですね。どちらかというと赤紫よりで、ほんのりと薄めた、または白が混ざっています。実物は、いい色をしていますね。女性が身につけると愛らしさを周囲の人間に抱かせるのではないでしょうか。前回とりんごと比較すると、やわらかい色をしているのは同じでも、こちらのほうがハッキリとしています。みずみずしくてひんやり。透明感もありますね。
色の用途は、主に化粧品関係でしょう。マニキュアやルージュ……などなど。ドレスやワンピースなどに用いられた場合は、スイカの配色をそのまま載っけたような商品になることがあります。ほかにはウォータメロントルマリンという種類の宝石も存在します。色というより、見た目がスイカです。内側がピンクで外側がグリーンですね。天然の石で、希少性は高めです。購入しようとしても、なかなか手に入らないと聞きます。パワーストーンとしての力はトルマリン中最大です。見た目も、最も美しいといわれています。石言葉は重なる幸せ・豊かな感受性、ユーモアなどです。二色が陰陽を表しているらしく、善悪・男女などの相対する二つの属性を合わせ持っていると、パワーストーンに関する記事に書かれていました。
さて、いったん色から離れます。つづいて、スイカという果物・野菜から連想される事柄について話します。
まず、スイカといえば夏です。いくつかに切り分けたスイカを分け合って、かぶりつく子どもたちの姿が、アニメでよく使われていますね。主に元気のよい男児のイメージが強いです。あとは海でのスイカ割りでしょうか。目隠しをして、棒でスイカを割るやつですよね。物語でもしょっちゅう出てきますよね。海が舞台になったときは必ずスイカが出てくるという印象もあります。あとはスイカバーですかね。給食で「デザートをどちらか選べる」というときに、「メロン」と「スイカ」の二択だったという経験もあります。メロンよりも甘みは少なく、さっぱりしているような気がする――だけでなく、事実そうなのでしょう。
本当に「夏」に関するものしかありませんね。スイカが夏以外に食される光景がまったく浮かびません。ときどき残った部分を秋の始めに消化するくらいです。
ちなみに、夢占いではスイカは次のような意味を持ちます。
「好機」「のどの渇き」「欠点(黒い種)」「妊娠」「女性的」「豊穣」「成果」「ロマンス」
はい、全ての意味をまとめると以下の通りです。
「夏」「やわらかい」「瑞々しい」「透明感のある」「愛らしい」「優しい」「ひんやり」「海」「女性的」「妊娠」
あまり使われていない色名ですが、化粧品やドレス(に用いる場合は、赤緑の配色だといいかもしれない)の色の形容のために使うといいかもしれません。次回はチェリーです。




