ワインレッド
ワインレッドは文字通り、赤ワインの色です。純粋な赤(真紅)というより、少し紫がかっていますね。
ファッション用品・雑貨など、葡萄酒の色をした小物は数多く、メジャーです。文房具の一つにワインレッド色のペンがあったような記憶があります。子ども心に、「いい色だな」と思っていました。
そんなワインレッドのイメージを掘り下げるには、まず赤ワインの象徴するものを羅列する必要があります。
第一に、赤ワインというとその色合いです。真っ赤ですね。『血』を象徴します。もしも文章中で『ワインをこぼす』シーンが出てきた場合、近いうちに登場人物たちの間で流血沙汰が起こる可能性がありますね。もしくは関係者の間でトラブルや衝突が起こるという意味もあります。
いずれにせよ、吸血鬼に似合う色および飲み物と言えるでしょう。
また、ワインの原料は葡萄です。ほんのりとした甘みと酸味があって、フルーティな印象を受けます。
ただし、ジュースのようにあっさりとしているわけではないでしょう。きっちりとした渋みもあって、やや辛口。一口飲むと芳醇な香りが鼻孔をかすめる。コクもあり、ジュースと比べるのも失礼なくらい優雅な飲み物という雰囲気でしょうか。
あくまで想像です。ワインなんてまともに飲んだことがありません。せいぜい、チョコレートの中に入っているアルコールを体内に入れた程度です。
なんせ、ワインは高級品……ですよね? 西洋の貴族が嗜好していそうといいますか、平民ではとても手が出せない。そんな感じです。
さらにいうと同じアルコール飲料と比べても、ビールよりもワインのほうが上品に見えますね。どちらかというと、こちらのほうが大人っぽいです。
それ以前に未成年の飲酒は禁止されています。飲めるということは成人しているわけで、成熟した印象もありますね。
それはともかくとして、葡萄酒は中世ヨーロッパ風の舞台にたいへん合うアイテムだと考えています。
無彩色の石レンガを背景に、高級そうな家具に置いたワイングラスに、赤い液体を注ぐ。そして、芳醇な香りをするそれを優雅に飲む。想像すると、無彩色に赤色が映えますね。
それから、文章中で使うのなら、朝昼晩の食事やパーティなどでしょうか。食事のさいはパンと一緒に出てきますね。象徴は赤ワインが「キリストの血」・パンが「キリストの身体(肉)」です。キリスト教ではこの二つの食べ物は神聖なものとして扱われているそうですね。
さて、まとめると象徴・イメージは以下の通りです。
「重厚」「成熟した女性」「セクシー」「芳醇」「華やか」「シック」「上品」「落ち着いた」「高級」「血」「西洋」「貴族」
文章中の使われ方は、やはり衣装が多いですね。ドレス・口紅・絨毯などにも使われています。元々カタカナの色はファッション用語に近い側面を持つのか、漢字で書くと雰囲気が変わりますね。配色(服)に関しては、ブラック・ホワイト・グレー・ネイビー・ピンクが合うそうです。ほかにはカーキ・ベージュ・クリーム色なども、そうでしょうか。
余談ですが、似た種類の色としてボルドーがあります。ワインレッドよりも褐色に近い深い赤ですね。くわしくは次回に回します。同じ記事でマルーンや葡萄色の説明もするつもりです。よろしくお願いします。




