赤
赤といえば三原色の一つで、虹の頂上であり、一日の最後に目に届く色である。
と、説明すればいいでしょうか。
雑ですね。
ひとまず、具体的な物体を箇条書きにして、羅列しましょう。
Q:赤といえば?
A:以下の物
【食べ物・調味料・飲み物】
リンゴ・チェリー・イチゴ・スイカ・ザクロ
赤カブ・パプリカ・トマト・梅干し
カニ・ザリガニ・エビ・赤身魚
唐辛子・ケチャップ
赤ワイン
【植物】
バラ・カーネーション・紅梅・ポピー・椿・赤いチューリップ・紅葉
【宝石】
ルビー・ガーネット
【物・小物】
赤信号・消防車・ポスト・赤鉛筆・赤ペン・提灯・鳥居・ランドセル・レッドカーペット
【人体】
血・唇・口紅・赤髪・赤目
【自然】
夕焼け・朝焼け・火・炎
多すぎますかね。
大真面目に探せば、もっとたくさん書き出せますよ。
ただし、やりすぎると分かりにくくなるため、自重します。
さてと、本題は『赤』という色になにを感じるのかです。分かりやすくいうと、イメージ・専門的な言葉を使うと、メタファー・隠喩です。
要は赤色からなにを連想するのかを、考えていきたいと思います。
まず、率直に申しますと、赤色にはグロテスクなイメージが強いです。画像検索で入力するのを避けたくなるといいますか。『検索してはいけない言葉』とか、ありますよね。軽い気持ちで赤と打つと、血で真っ赤に染まった部屋が出そうで怖いのです。赤といえば血ですので、無理もありませんよね。
とにかく、インパクトのある色といえます。
あとは……華やか・強烈・いろいろと連想できそうな単語は浮かぶものの、どのような赤かでそれぞれ異なりますよね。ですので、象徴語ごとに分けて羅列していきます。
【果物系】:恋・愛らしい・スイーツ
【野菜】:健康的
【花】:美しい・華やか・愛情
【宝石】:ゴージャス・高価
【赤ワイン】:優雅・成熟・高級
【実】:完熟
【血】:情熱・生命力・熱血・思いやり・吸血鬼・傷・犠牲・生贄・猟奇的
【赤信号】:危険・警告・目立つ
【炎】:熱い・激しい・怒り・暖かい
【夕焼け】:郷愁・終末
【紅葉】:秋
味だと辛味。
気温・温度は熱いか暖かい・温かいか。
臭いを嗅ぐと、血や鉄の臭いがする。
耳を済ませば、情熱的な演奏。激しい、ロックバンドによくありそうな曲が聴ける。
性別はどちらかといえば女で、場合によっては男。
数字なら2。
ひらがなであれば、あ。
季節は夏の印象も強いけれど、残りの三つも違和感はない。
時刻がいつかと聞かれたら、夕方。
感情は、愛と怒り。
性格だと、積極的・野蛮・パワフル・前向き。
明るいか暗いかの二択であれば、明るい。
属性は、火属性。
個人差はあれど、『情熱的』という部分はさすがに共通の感覚でしょう。
余談ですが、赤は映像で映える色だと感じています。流血シーンや物理的な炎上など……ドラマチックでストーリーを盛り上げてくれそうではないですかね。
赤髪や赤がイメージカラーのキャラクターも画面では目立ちます。作中でも重要な役割を担うことがよくあるでしょう。たとえば、主人公です。戦隊モノのヒーローというと分かりやすいでしょうか。赤マントをたなびかせながら、戦うシーンが目に浮かびます。
男性ならヒーローやリーダー・女性なら華やかな見た目をした大人のイメージが強いです。
配色だと無彩色と組み合わせると、映えます。
私は黒髪赤目が好きです。具体的にどこが好きなといわれると、『人間離れした雰囲気』『少し危険な香りがするところ』『場合によっては、怖いと感じる』あたりでしょうか。
また、瞳は心を映す鏡です。赤い色をした瞳は、怒りを表しています。
なんにせよ、赤には魅力があります。脇役に用いた場合は主人公を食いかねないのが困りどころではありますが。
さて、だいぶ情報が出そろってきました。まとめに入りたいところですが、長々と書いても分かりにくくなるだけです。表のようなものは上に張ってあるため、参考にしてください。
とりあえず、一言でまとめると、赤とは『華やかで女性的でありがながら、情熱的な愛情に満ちた、ヒーローとリーダーの色』となります。
ちなみに、私は文章に赤をあまり使わないタイプです。よく使うのは紅色・薔薇色・茜色・真紅あたりでしょうか。
では、あえて赤と表記するとき、なんのために使うのかという点を考えましょうか。
まず、赤という漢字が持っている意味から。
・ありのまま
・嘘偽りのない
・美しい
・訂正
・明るい
・純粋に、完全に、本当に、徹底的に
ほとんどほかの色と被っているのですがね。特に真紅。
とにもかくにも、ほかの色名を使いたくないときに、赤を利用することをおすすめします。
たとえば、丹色です。この色には『真心』という意味もあるけれど、分かりにくい場合、赤と置き換えられます。緋・朱なども、そうですね。もしくは、「○○のような赤」という使い方をするのも、いいかもしれません。
それと、地味に『革命』が全ての色のイメージにも存在しなかったため、唯一の特徴として使えるのではないでしょうか。
ときに、赤の補色は緑(青緑)です。反転すると、水色の近い色合いになりました。
ただし、この色は絶対にこうだと決めつけるのは早計です。完全な補色以外を対比してはならないというルールはありません。雰囲気やイメージが真逆であれば、何色であっても対に使ってもいいでしょう。
たとえば、炎に対する水で、青や水色。
夕日と青空で、赤と空色。
危険と安全で、赤と緑。
明るいと暗いで、赤と黒(昼と夜)。
組み合わせなら、そこそこ考えられますよね。
対義語辞典を駆使して、自由にやってみましょう。
蛇足
英語の慣用句でこんなものがあります。()内は直訳です。
see red 激怒する (赤を見る)
see the red light 危険を感じとる (赤い光を見る)
paint the town red どんちゃん騒ぎする (町を赤く染める)
red eye 夜行便 (赤い目)
red handed 現行犯で (手に血がついている状態で)
red carpet 壮大にもてなす