#1 やり直しの始まり
更新はきっと不定期になると思いますがよろしくお願いします
それは冬のある日
俺は両親に毒殺された。
理由はわかりきっている、俺がクソニートだったからだろう。
30近いにも関わらず、実家の部屋に籠り、仕事もロクにせず、ただただ親の脛をかじり続ける、そんな人間…いや、寄生虫の方が正しいだろうか、とにかくそんな奴を飼い続けるのに疲れたのだろう、と容易に想像ができた。
あぁ…やり直せるならばやり直したい。
ふとそんなことを考えた、人の人生にやり直しなどないのに。
しかし、その願いは神様とやらに聞き届けられてしまったらしい。
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頭に強い痛みを感じ、俺は頭を擦りながら立ち上がる。
そして、正面を向くとそこには鏡があり、そこには頭から血を流した、男の子が立っていた。
(ん? おかしいな······なんで鏡なのに俺の姿が無いの? それに俺は死んだ筈じゃ······)
試しに顔を触る。
鏡の中の男の子も同じように顔を触る。
手を鏡に向かって振ってみる。
鏡の中の男の子も俺に向かって同じように手を振る。
鏡に向かって笑顔を作る。
鏡の中の男の子も同じような笑顔を作る。
「はあぁぁ?」
どうやら、クソニートだった俺は鏡に写っている男の子に転生してしまったらしい。
誤字脱字等ありましたら、教えていただければ幸いです。