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初心者マークは空を飛ぶ

作者が初心者マークをつけてた頃のネタを織り交ぜております

 初心者 マークは空を飛ぶ



 いつもであれば騒がしい周りの奴らも、今ばかりは静まり、教壇に立つ講師の口上を、緊張しながら見守っている。

 そして、講師が話し始める。


「……104番……107番……の以上の者が合格だ」

 

 その言葉を聞き、悲嘆と歓声が巻き起こる


「やった、合格だってよ!」「俺もだ!」「私もよ!」「この後一緒に食べようぜ」「そうね」

「そんな…また、だめだったなんて…」「そんな~」「・・・ぐすっ…えっぐ・・・」


 そんな中俺は、耳に入ってきた言葉を頭の中で整理しきれずに突っ立っていたオレに、話しかけてくる奴がいた。


「おい…どーしたんだよ、お前さんは受かってただろーがよ」

「あ、あぁ、オレは受かったんだよな?」

「いやさ、107番はお前さんの番号だろうがよ、前回落ちたからって気にしすぎなんだよ」

「よ……っしゃーーーーーーーーーーーー!!!」「って、いきなりうるさいよ!」


 喜びのあまり思わず叫んでしまった、すぐに頭を叩かれたが。

 

 「んで、お前さんはこれからどうするんよ?」

 「あぁ…オレはすぐに行ってくるよ、やっぱりはやくやってみたいからな。」

 「そか、オレは他の奴とも話してくんよ、またな」

 「おう、またな!」


 そうして、ソイツと別れてオレは外を目指す…そう、ついに夢にまで見たアレに乗る事が出来るんだ。








 外に出てすぐに、用意しておいたアレに乗ろうと、意気揚々とあるいて近づく。


 「アイツには後れを取ったが、オレだって合格したんだ、すぐに追いついてやる…」


 そんなこと呟きながら、オレはアレを止めておいた小屋に入っていった。









  


 講師side


 「ん…あの子を合格させてよかったのか? 言っては何だが、あの子じゃアレに乗るのは無理者とわしは思っているんじゃがのぅ。」

 

 講師達が打ち上げとして集まった中、手元の資料を読んでいた講師が、他の講師に話しかける


「一応基準はクリアしてますからね、確かにあの子じゃ難しいかもしれませんが…」

「そうだよなぁ、技術面では去年の時点でできてたんだが、肝心のアレとの相性がな…」

「それが分かってて合格させるというのは、少し無責任じゃないかのぅ?」

「 …も習得していますし、基準は超えているので、合格を出さざるをえないんですから、仕方ありませんよ。」

「それはそうなんじゃが…」「まぁ、きっと何とかなりますよ」「そうだな」「そうかのぅ…」




 そうしていくばくか時が過ぎた頃、窓の外に何かが飛んでいるのが見えた。


 「やっぱりか…」「駄目だったようじゃな」「もうなのか…」


 窓の外の光景に、思わずため息を突いた講師達であった



  





 オレが小屋に入ろうと扉に手をかけたその時、小屋の中から何かが砕けるような音と共に、オレの体は吹き飛んだ。


 「ぎゃあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」「るもぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」


 そう、オレは小屋の中にいたアレに弾き飛ばされたのだ、用意していた騎乗用モンスターによって



 キラーーーーーーーン☆ミ



 そんな効果音が似合いそうなほど、オレの身体は空を飛んでいったらしい… 


 そうこのオレ、マーク・ビギナーズ は、コレといった特徴がないため、やれそうな事は何でもチャレンジしている冒険者だ。

 こう言っては何だが、オレはスキルを覚えれるのが他の奴らに比べて早い・・・

 今回の事も、冒険をするなら足が欲しいと、テイムモンスターに乗るためのスキルを得る為に教えを乞うていたことだったのだが、オレは動物に欲嫌われるためなのか、こんな結果になってしまった。

 

 


 今回の結果


 騎乗スキル1



 

…続くかも?

  運転中に初心者マークが何度かとんでったんですよ・・・何故か

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