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白い花の歌  作者: タク
38/66

1.雨夜の星

 一行が黒い丘の処刑場からステルラへ帰り着いたのは、翌日の明け方だった。薄暗く、湿った雨の名残はもうどこにもなく、涼やかな風が、道に放られた手向けの花を舞いあがらせる。

 ほんの一瞬、その白い花びらを追って、トーマはふり返った。その先に、同じように、風に流れていく花びらをぼんやりと追うシンがいた。目的なく動くものを目で追う様は、小さな子どものようだ。ただ、ガラス玉のような水色の目だけが、老い果てた老人のように、虚ろだった。

 騎士館の前に、リリーが立っている。門をくぐった先の中庭に、見習いを含めたステルラ王国騎士団の全員が集められていた。

 その中には、地下牢に残されていた第一分隊の三人と、クルトもいた。自室謹慎を命じられていた第一分隊の騎士たちも、リリーは全員を解放したのだった。

 ダミアは馬から降り、トーマの後に続いてリリーの下へ歩み寄ると、跪いた。一瞬、風を含んで舞い上がった黒いマントは、地面に這うように静かに落ちた。他の者たちは、戸惑いながらダミアに倣う。

「御命に従い、帰還いたしました。残念ながら、ヴェルナー=ウルブリヒトへの刑は、執行されましたが」

 騎士団に、動揺が広がる。リリーは表情を動かさない。

「うう、あ、ぁああああ!」

 喘ぐような、唸るような声を上げて立ち上がろうとしたのはナツだった。側にいたナコルとフレンが、力尽くで押さえつける。

「ダミアああああっ!許さない……!!隊長、隊長……っ」

 ナツは頭を地面に繰り返し叩きつけ、両手で頭をかきむしり、そのままうずくまった。側にいる第一分隊の隊員たちは、皆同じ顔をしている。足場を失ったような失意をにじませながら、口を固く結び、赤く潤んだ憎悪の目をダミアに向けている。

 ダミアは彼らの目を、冷ややかに一瞥し、またリリーを見た。しかし、やはり彼女は一切の動揺を見せない。

「トーマ」

 彼女は静かにトーマの名を呼んだ。トーマは、目線を一瞬第一分隊の隊員たちに向けてから、努めて平静を保って言った。

「ジーネ村で医者に診せています」

 ナツが顔を上げた。第一分隊の騎士たちは、言葉の続きを息を詰めて待っている。しかし、トーマはそれ以上は何も言わなかった。代わりに彼らを厳しい目で見つめ、目線を戻した。それは、期待するなという意味であるようにも、彼らの行動を制するようにも見えた。騎士たちは唇を噛み、拳を握りしめてうつむいた。

「……王命が下されているとは、存じませんでしたゆえ」

 白髪のまじった黒い髪の間から、蛇のような目は、彼女を侮り、挑発する。その色をはっきりと受け取りながら、リリーはこともなげに言った。

「そうであろうな。王命は、ウーゴ=マラキアメールによって隠されたのだから」

 再び、騎士団がざわめく。ダミアが大きく目を見開いた。その反応の素直さが、リリーには少々意外に思えた。

 ダミアは思い出していた。彼がウーゴと二人で話をしたその翌日、マーンカンパーナから使者が来た。そのことは報告を受けていた。しかし、その内容をウーゴは誰にも伝えなかった。ダミアは眉を寄せる。

「ウーゴ=マラキアメールは、意図して王命に反したと言った。彼の身柄はすでにマーンカンパーナに移送されたよ。君が知らないのも当然だ」

 リリーは冷淡に告げた。ダミアは頬を強ばらせている。喉の奥から漏れ出そうになる何かを、必死でとどめるようにして。その顔を、リリーはじっと見つめていた。しばらくして、背後に控えているトビーに向けて片手を上げた。トビーは丁寧に礼をし、一歩前に歩み出ると、大きく息を吸い込んだ。

「聞け、ステルラ王国騎士団!現時点を以て、ステルラは内親王、リリー=ウェルグローリア殿下の統治下に入る!これは王命である!」

 トビーの声は、老人とは思えないほど太く、腹に響いた。一瞬にして、戸惑いも怒りも嘆きも呑み込まれ、騎士団は静まり返った。

「第一分隊隊長ヴェルナー=ウルブリヒトの反逆の一件、および、副官クレイグ=メルウィルの襲撃については、改めて調査を行う!公正な調査のため、総騎士長ダミア=ガルシア以下、副騎士長、各分隊隊長、副隊長は一時的に役職の持つ全ての権限を停止し、調査が済むまでの間、自室にて待機せよ!」

 トビーの声に圧倒された団員たちが、戸惑いを発露するまでには少し時間がかかった。少しして、彼らは互いに顔を見合わせたり、首を傾げたりした。

 その中で、ダミアだけが鞭で打たれたように即座にリリーを睨み上げた。団員たちが彼の反応にようやく追いついた頃、ダミアは怒鳴るように言った。

「……それで、このステルラをどう守るおつもりか!メルウィル伯は反逆軍に襲われたのですぞ!」

「……反逆軍、……か」

 リリーは平坦な調子で繰り返した。ダミアの顔に疑念の色が広がっていく。その様を、また冴え冴えと凍るような目で、リリーは見ている。

「役職を持たない者で隊を編成し、見習い騎士にも任を与える。指示系統はトーマ=ウルストンクラフトのもとに一元化する。彼にその素質があることは、承知の上だろう」

 トビーが言った。ダミアは執念深くリリーを睨みつけていたが、彼女の顔はあまりにも変わらないままだった。疑念の色はやがて苦渋に変わり、最後には口を結んでうつむいた。

 トーマは、シンを見ていた。集団の中で、彼だけが異質だったためだ。彼だけが、一切、何にも反応を示さない。一定の間隔でゆっくりと瞬きを繰り返すだけだった。

 リリーは騎士団を見渡す。怒り、戸惑い、不安、そうした感情が雨上がりの清涼な空気をじっとりと重くするようだった。

 ――これが、結果か。

 彼女は思った。これは、悲劇の一つの結果だ。そして、思い至る。彼女の兄が、見続けたもの。

 彼もまた、悲劇の当事者だった。言い表せないほどの怒りと後悔を抱えながら、しかし一方で、彼はこの国の、未来の担い手だった。

 裏切りは、悲劇の中で引き裂かれ、もだえ苦しんだ果ての狂気だったのだろうか。

 ――だが。

「顔を上げよ!ステルラ王国騎士団!」

 振り払うようにして、リリーは叫んだ。騎士団は驚き、視線をさまよわせながら顔を上げる。

「君たちは何者だ!君たちはベジェトコルの騎士ではないのか!かの悲劇が、君たちから何を奪おうと、ここにいる君たちは、王の剣たる騎士ではないのか!」

 一陣の風が通り抜ける。暗く、鬱々とした長雨の後、豊穣の季節の訪れを告げる風だ。その風に頬を打たれたのは、トーマも同じだった。騎士団を見据える彼女に、幼く華奢な姫の面影はもうない。スタウィアノクトの街が思い浮かんだ。古い伝説の内に老い果てようとしていた街。今、人々はそこに力強く根を広げ、生きている。

「ステルラは、二度の悲劇を味わった。君たちはその重さを知り、自らの無力にさぞ苦しんだことだろう。だがそれでも、君たちはここにいるのだ。それこそ、君たちの誇りであり、強くありたいという小さな望みの一端ではないのか!」

 ロークが揺るぎなくこの国の未来を象徴するものであったがゆえに、騎士たちはリリーの顔を知らない。悲劇が未来に影を落としたときも、彼女と悲劇との間には、距離があった。

 その隔てのゆえに、ロークはリリーを拒絶したのだろう。三年の間、たった一度のやりとりも果たされないまま、ロークは狂気に沈んでいった。

 リリーは、自らの無力を思い知るほかなかった。

 ――だが、だからこそ。

「無力であることは、望みを捨てなければならない理由にはなりはしないぞ!どれだけ小さな光であろうと、望みがあるなら、無力であり続けることを選ぶな!」

 彼女の右手には、真紅の鞘に収まった剣が握られている。剣の柄には、ウェルグローリアの紋が刻まれる。太陽は真理を、翼は美徳と栄光を、剣は王位を意味している。

 プラチナの髪が、風になびく。青碧の目、プラチナの髪、真紅の鞘に収められた剣。王たる人の証。だが、それだけではないのだ。

 トーマは大きく息を吸い込んだ。新しい空気が体に満ちて、自然と背筋が伸びた。

「諦めて去るか、歩みを続けるか!君たちは、選んでいるのではないのか!」

 人々は、いつの間にか、まっすぐと彼女を見ていた。声に、言葉に、眼差しに、縛られるようにして。彼女は叫んだ。

「王の剣が鈍であることを、私は決して許しはしない!顔を上げよ!戦いの中でそうするように、わずかな望みにさえ!」

 真紅の鞘から剣が抜かれる。白銀の剣を高く掲げ、リリーは声を上げる。

「王に仇名す刃あらば、その忠信の剣を以て暴き出せ!それ以外に錆びついた剣を磨く術はない!」

 張り詰めていた空気が、熱を帯びる。立ち上がったのは、若い騎士たち、また、ステルラでは正式な騎士よりも数の多い見習い騎士たちだった。彼らは剣を抜く。そうして、明け方の空にいくつもの白刃が、咆哮とともに掲げられた。

 リリーは剣を鞘に収めると、立ち上がることのなかった騎士たちの顔を見渡した。憤りを露わにする者、期待する者、期待を滲ませながら顔を落とす者……、彼女は赤いマントを翻し、背を向けた。

 ――悲劇は、完結されなければならない。




 ダミアは歯がみした。リリーが背を向ける一瞬、青碧の一瞥にさえ圧倒された。

「総騎士長……」

 背後で、ザウルが悄然とつぶやいた。

「……なるものか……!」

 ダミアは、地面に置いた手を握りしめた。

「ステルラは、騎士の街だ……!」

 地を這うような声で発せられたその言葉に、シンはうつむいた。

 うつむき、地面に落ちるようにこぼれた笑みに、気づく者はいなかった。




 トビーは側につけていた見習い騎士たちに、ダミアたちを自室へと連れて行くよう命じた。彼らの部屋は、固く閉ざされ、その前には見張りが立てられる。見習い騎士たちは、たどたどしいが忠実に、割り振られた役割を果たそうとしていた。

「君は主に街の調査の指揮をとれ。ひとまず昨夜のうちに、団員の再編案は立てたが、細かいところは君に任せる」

 騎士館の大広間を歩きながら、リリーは分厚い紙の束をトーマに手渡した。

「第一分隊も解放したんですね」

 紙の束を一枚めくって、トーマが言う。

「ああ。ただ、地下牢から――」

 抜け出した者があったらしい、とリリーが言いかけたその瞬間、背後から彼女を呼び止める声があった。

「内親王、殿下あっ!」

 二人が振り返ると、階段の下の広間に、若い騎士が息を切らせて立っていた。茶色い短髪が、頭の天辺で揺れている。

「バカバカバカ、平伏!ナツ!」

「あ~も~!」

 その後ろから、ナコルとフレンが止めに入る。実に騎士団らしい光景だとトーマは思った。少し遅れて、クルトが駆けてきた。しかし彼は、途中で足を止めた。ナコルたちがナツを座らせようとするのを、遠巻きに眺める。トーマは目を眇め、小さく首を傾げた。

「おっ、ぼ……、私は!第一分隊所属、ナツ=アイヴスです!内親王殿下に、申し上げたいことがございます!」

 ナコルとフレンが青ざめる。本来ならば、第一分隊の平騎士が王族に直接物申すことなど許されない。

 しかしリリーは、面白いものを見るような目でナツをじっと見つめ、言った。

「聞こう」

 ナツは大きく息を吸いあげ、叫んだ。

「隊長は!反逆者なんかじゃありません!」

 その声量にか、あるいは内容にか、リリーは目を丸くする。肩で息をするナツの両側で、ナコルとフレンはもだえるようにして頭を抱えた。

 再び口を開こうとして、ナツは口をへの字に結んだ。先ほど、ヴェルナーの処刑が執行されたという話を思い出したのだろう。じわじわと目に涙が浮かぶ。それをぶんぶんと頭を振って振り払うと、彼は改めてリリーを見た。

「隊長は!反逆を犯すような人じゃありません!違うんです!絶対に!」

 リリーはくるりと体の向きを変え、ナツに正面から向き合ってまじまじと彼の顔を見る。今度は珍獣を見る目つきをしている。

「その話、信ずる証は?」

 問うと、また口を結ぶ。一瞬うつむいたかと思うと、すぐに顔を上げる。またみるみるうちに顔をぐしゃぐしゃにして、叫んだ。

「ありません……っ!」

 手で隠したリリーの口元が、ほんの少し緩む。それを傍らで見ていたトーマは、呆れたように目を伏せた。

「でも、違うんです!隊長は、ステルラも、騎士団も、大好きだった!もし、もしも、隊長が反逆者だったら、腕を落とされても、足を折られても、首を斬られても文句は言いません!だから……」

 ナツは、頭を打ち付けんばかりの勢いで平伏した。

「信じて、くださいっ……!」

 リリーは、ヴェルナーと初めて会ったときのことを思い出した。長が長なら、その下につく者も同じか。彼もまた、理屈も何もなく一縷の望みを懸けて、彼女に頭を下げたのだった。

 ――愚かだ。

 しかし、その愚直さが、彼女には好ましい。

 ふと、目の端にその光景を遠巻きに眺めていたクルトの姿が映った。彼が、ふらりと足を踏み出したためだ。しかし、リリーと目が合うと、彼はぴたりと動きを止めた。

 クルトは、踏み出した足を途端に悔いた。青碧の瞳がこちらを向き、自身の姿が捉えられたことにおののいた。彼女の不興を買うようなことがあれば、自分などあっという間に吹き飛ばされてしまうだろう。「クルト?」

 リリーの視線が彼を向いていることに気付いたナコルが、クルトに声をかける。

 クルトはナコルに目をやり、それと同時に彼のすぐ側で床にへばりついたままのナツの姿が目に入り、顔を歪めた。

 足を引く気になれない。踵を返す気にもならない。背を向けた世界が、音を立てて突然に現実味を失くしていった。

 機械仕掛けのような不自然な動きでもう一歩を踏み出した。背後に、灰色の世界が広がっていく。恐怖にまみれ、踏み出した一歩だけが、どうしようもなく重い現実だった。クルトはぎこちなく歩を進め、ナツのすぐ側で立ち止まった。

「……クルト」

 ナツは涙と鼻水でぐしゃぐしゃになった顔で、クルトを見た。

 クルトは唇を噛んだ。心中で叫んでいた。

 ――ちくしょう、お前のせいだ。お前らのせいで、こんな――。

 クルトは身を翻してリリーを見た。歯を食いしばり、張り詰めたように彼女を見つめて、やがて、操り人形のような動きでナツの隣に膝をついた。

「クルト、何で……?」

 ナツは、行く先を見失った幼い弟のようにクルトに問うた。

 心中の嵐は静まらないままだ。力いっぱい、目を閉じ、大きく息を吸い込んだ。

「第二分隊所属、クルト=セラと、申します」

 両手が震えた。不思議と、声は落ち着いていた。

「ほう」

 リリーの声が、頭上に落ちてくる。

「クルト、君は、なぜそこに?」

 リリーに問われ、答えを探す頭の中は混沌そのものだ。その中に、恐怖だの、怒りだの、余計なものが入り交じってなおのこと混乱する。

 ――怒り?

 クルトは、自分のうちの感情の一つに、足を止める。

「私は……」

 ――そうだ、怒っている。

 ――誰に?何に? 

 胸が痛んで、息が苦しい。まるでたった今、牢の鉄柵に打ち付けられたように。体中が熱を持って、頭が痛む。指の先が、しびれるように痛い。

 それでも、もう言えない。

 「僕にはどうしようもない」、とは。

 クルトは、目を開けた。

「私は、ステルラ王国騎士団の現状が、腑に落ちません」

 中庭で、彼は立ち上がれなかった。彼女の言葉は確かに強く彼を揺さぶったが、見習い騎士たちのように無垢に、騎士団の行く末に希望を持てなかった。

「でも……」

 ――諦めて去るか、歩みを続けるか。

 リリーが突きつけたその二択が、重い。

「諦めが、つきません」

 その一言を口にするだけで、目の奥が熱くなった。

 それならば、歩み続けるしかない。でも、その一歩が苦しい。

 「諦めない」、その言葉は正しく美しく響くのに、その選択がなぜこんなにも苦しくなくてはならないのか。

「英雄に、憧れて、ここに来たんです。でも、どうすればいいのか、何もわからないんです」

 手の平に、小さな粒が落ちる。汗だ。頭が沸騰しそうに熱いから、きっと。

「クルト……」

 案ずるようなナツの声に、クルトは顔を背ける。牢に入れられているにもかかわらず、毎日のように騒がしい彼らに腹を立てて、引きずられて、自分で足を進めて、ここに来てしまった。

 なぜだろう。憧れでもってステルラに来て、そこにある現実を目の当たりにした。理想から遠いものを正しくないと思うたび、正しくないものが増えるたび、何が正しいのかもわからなくなった。

「でも、ここに並ばなければいけないと思ったんです。だから……」

 踵を返して去ってしまえば、ずっと何もわからないままでいるしかないような気がした。何もわからず、正しくないと叫びながら、腹を立てていくしかない……。

 ナコルとフレンが、顔を見合わせ、クルトの横に膝をついた。ナツから顔を背けていたせいで、ナコルの横顔が目に入る。初めて見る表情であるような気がして、しかし一方で、ずっと見てきたような気もした。

「顔を上げよ」

 

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