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白い花の歌  作者: タク
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挿絵(By みてみん)


廻る廻る、舞台へ――。


その昔、かの国は、戦いの中で滅びようとしていた。

王は、一人の騎士に告げる。

「最後のひとときまで、騎士として生きよ」

玉座で息絶えた王の躯を、騎士は守る。

炎の中で。

瓦礫に囲まれた王都で。

国は滅びた。

騎士は主人を失った。


やがて騎士は、新しい国を建てた。

「騎士の国」ベジェトコル。

騎士の物語は、伝説となる。

悲劇ではなく、英雄譚になる。

悲劇は忘れられる。

炎によって瓦礫と化した、その残骸を遺しても。


廻る廻る――。



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