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白い花の歌  作者: タク
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挿絵(By みてみん)


舞台の幕は上がった。


あてどなき旅は、辿り着く。

最初の目的地に。


青年は望みを知る。

他人の望みのままにではない。

他人の望みに突き動かされて。

そうして彼は願いを得る。


青年は考える。

過去のことではない。

これからのこと。

どうすれば今を生きられるのか。

どうすれば未来へ向かえるのか。


あてどなき旅は、辿り着く。

そこは、過去に囚われた男の住まう地。


過去へ向かう問いに、答えはない。

決別するほかはない。

背を向けても、消えるはずはないのだから。

だから、別れよう。

今のために。

これからのために。


舞台の幕は上がったのだ。

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