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第一話 俺の前に美少女が……!?

俺の前に美少女が……!?


俺、海道悠は生まれながらのオタクである。

朝起きればパソコンを開き、デスクトップのきららたんに挨拶をし、ケータイゲームでギャルゲーを始める。

朝飯は食べず、学校がある日は溜め息を数百回程しながら登校をする。

今日は何もないと信じたい日曜日。

だが、事件は起きた。

あれは、そうよく晴れた朝だった。

家のチャイムが鳴り俺が玄関のドアを開いた時。

「あ、ええーっと、わ、私泉香、作井泉香です」

目の前にこの世のものとは思えない美少女がいたのだ。

「……これはきっと夢だ。地の文からしてこれは夢でなくてはならないと思うよ」

俺はそれを冷静に判断し頬を抓るが痛いし目は覚めない。

「そ、そうか、これは隣の家だからドッキリを仕組んでやろうというベタなテレビ番組のやつだろう!?」

俺は外に体を乗り出し、隣の家を見るが家はない。

思い出した。俺んちの隣空き地じゃん。

「えっと、何を言っているのかわからないけど。わ、私をここに匿って!」

そこで俺はもう一度頬を抓る。だが、痛い。目が覚めない。

「お、お、お、俺に春来たぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ!!!」

それは匿うという名目の恋愛ゲームですね、分かります。

やばいやばい。なんか、も・え・て・き・たぁ!

「え、え? は、春? 今は夏だと思うけど……」

ハッハッハ、何をイッテイルノカナ?

今、俺の中は春なんです!

「と、とりあえず。私を中に入れて!」

中に入れてってなんかエロい(笑)

「いいだろう。ただし、太ももを触らせて――」

俺は泉香の太ももに不規則に動く指を近づけると俺の顔面に正義の鉄拳ならぬ鉄足がめり込んだ。

俺は斜め右前に配置されている傘置きに顔を突っ込んでいた。

「ぐびばッ」

「あ、ご、ごめんなさい」

そう言って泉香は俺を傘置きから抜く。

「ま、まあ、話はな、中で聞こうか」

俺は顔を摩りながら泉香を中に案内した。

俺の家は特に特徴はなく特徴がないのが俺の家だと妹に評価されたくらいだ。

「で? 何から逃げてるんだ?」

俺はポケットにいつも装備しているケータイゲームを取り出し『彼女のいない日曜日』という何とも可愛そうなギャルゲーをしている。

「え? なんで、私が逃げてるってわかったの?」

喉が渇いたのであろう。俺が出してやった麦茶を一気に飲み干し聞き返してきた。

「その焦りよう。そして、その汗。極めつけは匿うという名目だ。それで何かをやらかさないと思わない奴はいないだろう?」

俺は目線をゲームから離さずに答えた。

「そ、そうだよね。やっぱり話さないとダメだよね。わ、私、殺人の容疑がかけられているの!」

俺はケータイゲームを床に落とし固まっていた。

次の瞬間俺はケータイを取り出し最速で警察に電話をしていた。

「もしもし、警察ですか!」

「きゃー、間違い電話です!」

泉香は俺のケータイをを取り上げ問答無用で切った。

俺はリビングを走り出て玄関に設置されている電話機に手をかける。

「もしもし、警察ですか!」

「わー、いたずら電話です!」

俺のあとを追ってきたと思われる泉香に電話を切られ俺は成すすべがなくなってしまった。

「さて、お遊びはここまでにしてお前の今の状況を聞こうか」

俺は冷静を取り戻しゲームを再開する。だが、手は震えているままだった。

「わ、私、帰ったらお、親が死んでて、警察に言ったら私に殺人の容疑が――」

「ちょちょ、ちょっと待て、それおかしくないか? 第一発見者、しかも殺害された親族を疑うなんておかしいだろ!」

俺はまたゲームから目を離してしまう。

「で、でしょ? だから、私逃げてきたの。だから、私を匿ってくれないかな?」

そ、そんな泣き目上目遣いで頼まれて断れる男子はいないと思うぞ?

「い、イエス、マイマスター」

俺は苦笑いと共に許可していた。

まあ、なんだ。こんな可愛い子がいたらこの家も泊がつくかもしれんしな。それに、一つ屋根の下で生活するんだ。ラッキースケベは付き物だろう?

俺の真義はまさにそこであったことに俺以外誰も気づく余地もなかった。

次回予告

「わ、私を拾ってくれませんか?」

「……俺はリア充になれるかもしれん」

「助けて……助けてよぉ」


では、次回

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