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番外編 シルヴァ、祭との出会い

40万アクセス突破しました!

お気に入りも1800件を突破していました!

これからもよろしくお願いします。


番外編はちょくちょく入れていきたいと思っています。



僕は、ハーフヴァンパイヤって種族に位置するらしい。でも、そんなの実際存在しないんだってさ。


どっかの趣味の悪い神様が僕を産みの親に授けたんだよ。


この種族は知能が高いみたいでね、産まれてからの記憶が全てあるよ。


小さな小屋で母親が僕を産んで死んだ事。

ベッドに僕を寝かせ、僕の名前を言いながら家を出た父親。


僕はヴァンパイヤのハーフだから死ななかったんだ。

だから産まれて3年間はまともに動けなかったから、飲まず食わずで過ごしたね。


それからは、裸だったし適当な布切れを身にまとって生活した。


そんなある日だった。


僕の人生を変える大きな出来事が起きたのは。





その日は、たまたま遠くの森に行ってたんだ。


でも、なんかその森異様に広くてね、迷っちゃたんだよ。

まだ日が昇ってるうちに帰ろう。そう思って歩き回ってたんだ。


本当はヴァンパイヤだったら飛べるんだけどね。その辺はハーフだから無理だった。


そして出会ったんだ。木で出来たざるを持って一生懸命に手を伸ばして、木の実を取ってる母さんに。


母さんは僕に気づいたのか、話しかけてきた。


「あれ?どうしたの僕?」


あの時はカチンと来たね。

当時、自分と同じくらいの女の子に「僕」扱い。


でもそれが、僕の産まれて初めて感情を表に出した瞬間だったんだ。


「それで帰り道が分からなくなった」って言ったら一緒に探してくれたよ。


でもダメだった。心の底で僕は母さんと一緒にいたいと思っていたんだ。だから途中からまともに探してなんかいなかった。


そして日が完全に落ちてしまった頃、「今日はもう遅いから」と、母さんの家に行く事になったんだ。


僕が住んでた小屋より少し大きいかな?と言うくらいの小さな家だった。


そして中には僕より1つか2つぐらい上の姉さんがいたんだ。


姉さんが母さんの事を「お母様、お母様」と言って、当時の僕は疑問に思ったから質問してみた。

「このお姉さんは君が産んだの?」って。

そしたら笑われたよ。

「この体で子供を産めると思う?」

確かにその通りだが、それでは納得いかなかった。


なんで自分の子でも無いのに一緒に暮らしてるのか?


そんな疑問を母さんにぶつけたら

「家族だから」って言われた。

それでも僕は、納得いかなかった。


「血が繋がってないのに家族なの?」


そしたら「うん」と即答されてしまった。


その時僕の中に1つの希望が生まれたんだ。


親に捨てられ、今まで1人で生きてきた中で初めての希望。


「ねぇ、僕も家族に加えて貰える?」


「え?なんで?君には家族がいるんでしょ?」

そう不思議そうな顔をしながら言ってた。


でも僕には、家で帰りを待つ家族もいないから「いない」って言った。

そしたら母さんは少し困った顔をしたけど、すぐに笑顔で言った。

「それなら今日から家族だね!」って。


不覚にも僕は泣いてしまった。

とめどなく目から涙が流れた。




これが僕と母さんの出会いだよ。






次回からやっと物語が進行して行きます。



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