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番外編 ルスク、祭との出会い

初の番外編です。思い出を紐解く感じなのでいつもと書き方が違いますので気にしないでください。


番外編明けのハスト神聖国訪問ですが、別に王都に行くことが目的ではありません。

行くと言うことが目的ですので王都に行くかはまだ分かりません。

当時、私が居た国。名前は覚えていませんが龍の国です。

私はそこで産まれました。


私は蒼龍と言う珍しい種類の龍だったらしく大人達にもてはやされました。


本当の両親は、私にルスクと名づけてくれました。

それが私の本当の両親との唯一の思い出です。




間もなくして戦争が起こりました。


私は、産まれてすぐにもかかわらず、両親につれられて戦場に向いました。


そして私の両親は、私に向けられて放たれた魔法を自分達が受けて死にました。


自分の青い体に両親の血がベットリと付いた事を今でも覚えています。



私の目の前で、前のめりに倒れる両親を見てこう思いました。


なんで?どうして?


永遠とその疑問が頭の中を渦巻きます。


どれくらいたったでしょうか。

呆然としている私に後ろから声をかける人物がいたのです。

「そんなとこにいちゃ危ないよ?」って。人間の声に私は、すぐに反応しました。


振り向くと小さな女の子が立っていたのです。それが今のお母様なんですけどね。


当時は人間の年齢の基準など分からなかった為、それを敵だと認識しました。

殺してやる。そう思い、私はそのお母様を攻撃しました。


しかしその攻撃は、容易く打ち消されました。


お母様は何でも無い顔をして、言いました。

「一緒においで。私も1人は寂しいし」

そう言って私の体を撫でたのです。


私はその言葉に安心し、そのお母様について行きました。





途中、魔法を少し教えてもらい、人里にも行けるよう人間の姿になれるようになりました。


人間と暮らしてしばらくが経ちましたが、私は人間を信用しませんでした。

何故か皆こちらを狙っているような気がしたのです。


そして事件は起こりました。

私がとある大きな街で龍の姿で人を殺してしまったのです。


私はお母様と逃げました。走って走って逃げました。


でも遅かったのです。いつの間にか甲冑姿の騎士に囲まれ、私達は包囲されていました。


何人もの騎士が私めがけ切りかかって来ます。

しかしお母様は私を庇いました。


地面にお母様の血が大量に流れ、口からも血を流しています。


そして、あろうことか剣がお母様から抜かれるとその傷は癒えてしまったのです。


しかしそんな事に驚いている暇はありませんでした。


当時まだ魔力の制御が下手くそだったお母様は、あまり魔法が使えなかったのです。

その為、お母様が作った魔剣は、騎士から逃げる為に作ったつもりが騎士達を殲滅してしまったのです。


あたり一帯が血の海になりました。


私は、その時も呆然としていました。


そして私の口からでた言葉はこうでした。


「なんで?どうして?」


またこの言葉です。


「なんで人間が私を助けたの?なんで人間が私を庇ったの?なんで人間が私を見捨てないの?」


そんな言葉が口から次々と出ました。


するとお母様は私の左の頬をぶちました。パンッとその音は辺り響きます。

「大切だからだよっ!」

そう言ってくれました。



その時私は救われたような気がしました。



そして続けざまに言いました。


「助けて貰うのに、庇って貰うのに、見捨てないのに、理由が欲しいなら私の娘になりなさい!そしたら私は、君のお母さんやお父さんと同じ理由で君を助けるから!」


そして私に手を出しました。


「まずは握手から。そんで、いい加減、私の事人間って呼ぶの止めて!そんでもって君の名前も教えて」




これが私とお母様の出会いです。






次回も番外編をします。

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