13話
今気づいたんですが20万アクセス突破してました!
今後ともよろしくお願いします。
※誤字修正しました。
ズドォォォォと斬撃にも似た物が振り下ろすと同時に生まれる。
それはアリシアに一直線に飛んで行った。
「ッ!?」
驚いた様子でアリシアは、大剣でそれを防ごうと剣を横にする。
「ぐっ・・・危なかった。何だ今のは・・・?」
本来そんな物で防ぐ事なんて不可能だがアリシアは違ったようだ。
「あれ?結構手加減はしたけど防げたんだ」
「ああ、これぐらいなら防げるさ」
「アリシアさん本当に騎士?今の完全に魔法だよね?」
「そうだ。だがこれは防御魔法ではない」
するとアリシアの体からスゥと黄色い半透明の物体が出てきた。
「精霊魔法だ」
精霊魔法とは、精霊との契約で体に精霊を住まわせる事で出来るもの。精霊は宿り主の魔力を食料とする為、自然と宿り主は他の魔法を使う事が出来なくなる。そんなデメリットもあるが、メリットも大きい。それは、契約する精霊によって精霊魔法と言う、特殊な魔法を行使できるようになると言うこと。
例えば火精霊の精霊魔法は住まわせる火精霊の位によるが上位ならば物体を燃やすだけでは記憶等も燃やす事が出来る。
闇魔法と違うところは、闇魔法で記憶操作を行なっても消す事は出来ず、いつか思い出してしまう可能性があるのだ。その点、この精霊魔法は燃やし、完全に消す。
なお、精霊は気難しい為、よっぽど気に入られない限り契約する事は不可能。逆に気に入られすぎて勝手に入ってくる場合もある。
「私はそこそこ上位の光精霊と契約しているんだ」
「あー、光魔法なら私のあれ防げて当然だね」
光魔法は、魔法の相殺が主な特性だ。
例えば、火魔法で作った火の玉に光魔法を当てると同時に消える。
光精霊の精霊魔法は、魔法の相殺に加え物理的攻撃の相殺が特性だ。
「それよりなんだったんだあの、斬撃だけど魔法みたいな異質な攻撃。あんなの見た事ない、あれも精霊魔法の一種なのか?」
「精霊魔法では無いよ。それに正確には魔法ですらないしね」
「? どう言う事だ?」
アリシアは首を傾げる。
「あれは魔力その物なんだよ。だから魔法って言っちゃえばそうなのかもしれないけど基本的に魔法ではないよ。証拠にアリシアさんの精霊魔法でも完全に消せなかったでしょ?」
アリシアの大剣が一部刃こぼれしてしまったのに気づいた祭は指摘した。
「へ~、世の中には色んな物があるんだな」
アリシアは関心しているようだ。
「それじゃお喋りはおしまい。続き行くよ!」
「ああ!」
精霊魔法があるから大丈夫だとふんだ祭は糸を使うことにした。
「なっ、なんだこれは!?」
ピアノ線の様に細い祭の糸は全く見えず、強靭な耐久力を持っている。
それに動きを止められ、アリシアは驚く。
「クソッ、こんな物!」
アリシアは精霊魔法を行使する。
この糸も魔力なので精霊魔法のおかげで切れやすくなった。
「動かない方がいいよ」
祭は呟く。
「なんだ!?今度は水魔法か!?」
アリシアの足元は水浸しになっていた。
が、その色は水ではなく薄紫色をしている。
「その水全部私の魔力で出来るてるの。私がここでそれを作動させたらアリシアさん死ぬよ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・参りました」
祭の魔法が先か自分の魔法が先かを考えると、自分の方が遅いのは分かっていたのでアリシアは諦めた。
「やったー、勝ったー!」
祭はピョンピョンとその場で飛び跳ねて喜ぶ。
周りはその様子を見てざわついていた。
「・・・マツリ」
ミディアが集団から抜け出して祭に駆け寄る。
「ん?どうしたの?」
「・・・目立ちすぎ。早く帰るよ」
「うん、アリシアさんまたねー!」
「ああ、今度あった時はまたやろう」
そんな言葉を背に祭はミディアに引っ張られて走り出す。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「パンパカパ―――――――――ン!!ちゅーも――――く!」
あの建国記念日から数週間後、3人はギルドで適度に仕事をこなしながらのんびり暮らしていた。
そんなある日、午前10時を回った頃、3人は部屋で思い思いの事をしていた。
祭はゴロゴロ。ルスクは服の修繕。ミディアは読書。
そんな中、祭はベッドの上に立ちそんな事を叫んだ。
「どうしましたかお母様?誰か殺すんですか?」
「なんか最近ルスクの発想が物騒だよ!?なんか怒ってる!?」
「べっべつに最近かまってくれないからって寂しいなんて思ってませんからね!」
どうやらルスクは祭にかまって欲しかったようだ。
「遊んで欲しいならそう言えばいいのに・・・。ま、本題だけどさ!」
ミディアが首を傾げる。それにつられルスクも不思議そうな顔をする。
「学校に行くよっ!!」
今度は一体何をはじめるのだろうか?
今更なんですが戦闘描写って難しいですね・・・。




