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日常 【短歌】

作者: 青坂はる

さよならと 別れた後に 見えたのは 膨らむ雲と わたしの想い


画面越し 暗い気持ちを 吹きとばす あなたへのおもい 膨らむばかり


目をこすり 課題に向き合う 22時 あなたの声で まだ頑張れます


ノートには にじむ蛍光 あくびして あなたのうたに 背を押されてく


並ぶ影 つのる想いを 言えぬまま ふくらみきった 春のつぼみよ


旅行前 ふくらむ鞄と 募る期待 ときめきの朝 さあ出発だ


鞄にも ときめきつめて ふくらませ 朝の光を 引き連れていく


雪だるま ふたり転がし 笑いあう 白い息はく ある雪の朝


雲越しに 淡い輪郭 映し出す ふくらむ月に 想い重ねて


武勇伝 盛りすぎてしまい 後輩が 目を輝かす 後には引けない


じわじわと ふくらむ嫉妬 どこへ行く 行き場をなくし 私のもとへ


シャボン玉 ふくらみすぎて やぶれた日 何も言えずに 風を見送る


ふくらんだ ポケットの中 手をいれて 冬の名残の 温もり探す


ゆっくりと ふくらんでいく くもひとつ 風にやぶれて 青に溶けゆく


「かわいい」は 鏡の中の 自己満足 ふくらんだのは こころのしじま


書きかけの 短歌見つめて いきひとつ 言葉の芽ばかり ふくらんでいく

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