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3(説明あり)

「じゃあ行ってくるね」



「うん、ちゃんと地図の通りに行くんだよ、迷わないようにね」



「大丈夫、大丈夫、ここに拠点として印をつけたからミカが消さない限りここに『ワープ』で帰れるから、本当にミカとメリのどっちでもいいから転移魔法覚えてほしかったよ」



『ワープ』は転移魔法の1つで『ワープ』は印をつけないと発動しない。

入る場所の印の方は複数作れるのだが出る場所の印は1つしか作れない。

なのでよく考えて出る場所の印を作らなければいけない。

まぁ『ワープ』を使えるのは『ワープ』を使える者だけだが、この世界だと私だけになる。



「まぁゲームの頃は転移魔法を覚えるメリットがあまりなかったし」



「そうだね、メニュー画面からワールドマップを開いて行きたいエリアに行けたしね、それでこの世界ではその機能使えるの?」



「出来てたらもうメリはここにいたよ」



「そうだよね・・・・・」



◇◇◇◇◇◇



「ん・・・・・ここで何か起きてる?」



今私は『インビジブル』を使ってから『フライ』で空を飛んでいた。

その途中で魔物の100体ぐらいの群れを見かけた。



「これって倒した方がいいのかな?、『ファイナルブラスター』」



「ふぅ・・・・・これで全滅だね、ミカが南部の地上は強いって言ってたけど弱いな」



そしてまた私は移動した。



◇◇◇◇◇◇



「ふぅ、やっとユラリア王国についた・・・・・というより『フライ』で行くと早いな・・・・・数日でついてしまった、ミカの話では1~2ヶ月かかるって言ってたよね、まぁミカは「普通の人は」って言ってたし私やミカは普通じゃないから違うのか?」



◇◇◇◇◇◇



ボイスプロテクト(魔法)・・・・・周りに声が聞こえなくする。





フライ(魔法)・・・・・空を飛ぶことができる(魔力消費量で飛べる高さが違う)。





インビジブル(魔法)・・・・・姿を消せる。





占い(ミカのスキル)・・・・・10文字以内で質問に答えてくれる(答えられない質問もある)。





念話(魔法)・・・・・約半径10kmにいる相手に喋ることができる(喋る時は心の声じゃないと失敗する、声は相手の脳に伝える)。





ワープ(魔法)・・・・・1番最初に印をつけた所へ移動できる(変更可能、行き来可能)。





ファイナルブラスター(魔法)・・・・・火と光の混合魔法。





◇◇◇◇◇◇



「おぉ、大きな門だな・・・・・」



今私は門の前にいる、そこには兵士みたいな人が2人が門を守っている。



「そこの少女よ、このユラリア王国に何か用事があるのか?」



こういう時はあのペンダントを渡した方がいいか。



「あの・・・・・これを見てもらってもいいですか」



そして私はペンダントを兵士に見せた。



「これは・・・・・おい、ペイお城の方に来たことを教えろ」



私のペンダントを見せた兵士が隣の兵士にそう言った。



「はい、お城の方に報告してきます」



そして隣の兵士は奥に走っていった。



◇◇◇◇◇◇



「ここがユラリア王国か・・・・・」



「はいナノハ様、ここはユラリア王国の城下町です」



今私はユラリア王国の城までの案内のメサといる。



「それでメサは城まで案内してくれるんでしょ?」



「はい、そうですが何かありましたか?」



「いや、それならメリって知ってる?」



「あの方ですか!」



「知ってるの?」



「はい、いつも何処にいるか分かりませんが王女様をお守りする時だけ現れます、メリ様に何か用事があるのですか?」



「うん、私ミカからメリに手紙を渡すように言われてるんだ」



「なるほど・・・・・それは重要なことなのでしょうね」



重要・・・・・まぁペンダントは重要なことだと思うけどその他にあった手紙は分からないけどね。



◇◇◇◇◇◇



「非公式なので言葉を崩しても大丈夫だ、それでメリ殿に会いたいのか?」



今私は謁見の間でユラリア王国の王様にあっている。



「はい、メリに会いたいと思っています」



「なるほど・・・・・聞いた話ではメリ殿とミカ殿、2人と親しい仲のようだな?」



「はい、メリとミカと一緒で私はエルフなので」



「なるほど、そうであったか、では王女の所に案内しよう、フィトいるか」



「はい、王様、ここに」



すると女性の騎士の人?が現れた。

これって移動魔法なのかな?

移動魔法は一定の距離しか移動出来ない魔法で『ワープ』のような長距離を移動出来ない。

『ワープ』は近距離でも長距離でも移動出来るが移動魔法は印がいらなくて移動が楽なんだけど効率悪いんだよな。



「このナノハ殿をフィリアの所へ案内してくれ」



「は!分かりました」



◇◇◇◇◇◇



「ねぇ、フィト」



「なんですか、ナノハ殿」



今私はフィトに王女様の所へ案内してもらっている最中だ。



「フィトってもしかしてこの王国で1番強い?」



「いや、1番強いのは王女様の忍びとして働いているメリ殿です」



「もしかして、メリにやられた騎士団長って・・・・・」



「はい、私です、あの時の私はこの国で1番強いことで少し傲慢さがあったのかもしれません、今ではメリ殿に修行をつけてもらっています」



「えぇ、メリ嫌がってなかった?」



「はい、メリ殿はすぐいなくなりますし、頼んでもえーという顔をしていました、ですが何回も頼んでるうちに「1日10分ぐらいならいいよ」と言ってくれたのです」



なるほど、このフィトはすごく粘り強くてメリの苦手なタイプだな。



◇◇◇◇◇◇



「メリ様、一緒に遊びましょうよ」



「やめて~」



今私は王女のいる部屋に入った所だ。

なんかメリは遊ばれてるね。

これだけでも分かる、絶対ミカと相性いいな。

すぐ仲良くできたわけが分かった気がする。



「あの・・・・・フィリア様」



「あ・・・・・フィト、こちらがナノハ様ですか?」



「はい、そうです」



「わかりました、フィト下がっていいですよ」



「はい、ではナノハ殿、私はこれで」



そう言ってフィトは出ていった。



◇◇◇◇◇◇



「メリ久しぶり~」



「ナノハも無事でよかった」



「それにしてもメリ、フィリア様ととても仲がいいね」



「仲は良くない、主従関係」



「そんなこと言わないでください、私とメリ様は友達ですよね?」



「だからくっつかないで」



なるほどかなり仲がいいな。



「それでナノハ様は、メリ様に手紙を渡すために来たと聞きましたが」



「そうだったメリ、これミカから」



そう言って私はメリに手紙を渡した。



「どれどれ・・・・・成る程これは私もミカの所に向かわなくてはいけないな」



「何が書いてあったの?」



「例のアレが始まる」



「アレが?でもアレはあっちだから出来たわけで」



「私とナノハとミカがいれば不可能はない、それにミカは手に入れたらしい、ダンジョンのコアを」



「ダンジョンのコアを!」



「そう、でも手に入れたというより作ったと言ったほうがいいかもしれない」



◇◇◇◇◇◇



「じゃあさ、ミカの所に戻ろうよ、もうミカの家には印付けてあるからさ」



「だけど印付けてもナノハしか使えない」



「ミカとメリにもワープ使える権限を渡しておくから大丈夫だよ」



「ありがとうナノハ、では行くとしようか」



「待ってください~」



「フィリア様、私は忙しくなった、なので忍びをやめることにする」



「あの・・・・・急にそんなこと言われても・・・・・ナノハ様何かいい考えはありませんか?」



「ん・・・・・じゃあこっちの護衛をやりながらこっちにも来たら?印で行き来できるし、メリは週に何回くらい忍びの仕事があるの?」



「週に1~2回くらいかな?後はフィリア様を監視という遊び相手」



「その監視は仕事?」



「違う、暇だから一緒にいるだけ、週に1~2回の忍びで金貨100枚くらいもらえるから」



「そんなにもらえるんだ、だったら仕事じゃない日にこっちに来ればいいんじゃない?」



「いやいい、女が決めたことに二言はない」



それは男では・・・・・まぁメリは女だからそうなんだけど・・・・・、まぁいいや、いつものことだし。



「だそうです」



私はフィリア様にそう言った。



「そうですか・・・・・ですがメリ様今の話では行き来できるそうじゃないですか、なのでできれば年に数回ミカ様に手紙を送りますのでその時は来てもらえないでしょうか?」



「どのくらい?」



「そうですね・・・・・年に1~4回くらいですね」



「そのくらいだったらいいかな、手紙はミカの家に?」



「はい、そうですが」



「わかった、ミカに伝えとく」




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