表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
灰色世界に命の雫を  作者: 白馬 鏡
第二章 エルベラの闇
29/37

証拠隠滅

 敵機のパイロットがどんなヤツなのか?そんな疑問を持ちつついざコクピットハッチを開けるも中はもぬけの空だった。

「無人機だったのか。……とりあえず調べるか」

「ストップ!(ナニ)するんですか(スルンデスカ)?」

 コクピットに入ろうと手を伸ばすぼくに、ヴィオラは身体を引っ張り上げるかの様な音声を響かせる。

「何って、この機兵を調べるんだよ」

調べる(シラベル)のは(ノハ)分かります(ワカリマス)だからって(ダカラッテ)当たり前(アタリマエ)()ように(ヨウニ)機兵(キヘイ)()触れますか(フレマスカ)下手(ヘタ)()触れて(フレテ)(ワナ)でも(デモ)あったら(アッタラ)どうするんですか(ドウスルンデスカ)

「じゃあ、どうやって調べるんだ」

そのまま(ソノママ)待機(タイキ)していて(シテイテ)こっからなら(コッカラナラ)無線(ムセン)()調べられます(シラベラレマス)

 ぼくにそう言うとヴィオラは、敵機のデータを調べにいった。

 ヴィオラの作業が終わるまで周辺を警戒しつつ待つこと数分……

お待たせしました(オマタセシマシタ)

「おかえり。何かわかった」

説明(セツメイ)()あとです(アトデス)急いで(イソイデ)この(コノ)機兵(キヘイ)から(カラ)離れましょう(ハナレマショウ)

 機兵のコンピュータから戻ってきたヴィオラから急かすよう言われたので、ぼくはすぐに機兵から離れディルバトスのコクピットへと戻った。

 コクピットモニター越しに暗闇の中で赤く光出す機兵たちが目に映る。そして次の瞬間、

 ドゴーン‼︎ ドゴーン‼︎

 辺りで激しい爆発音が轟く。爆発の影響で発生した水飛沫がディルバトスの視界を埋め尽くす。

「なんだよこれ!」

 急な爆発音と衝撃を前にどうにか状況を探ろうと、コクピットの操縦桿を握る。

 ぼく操縦の元、ディルバトスが上空へ飛翔する。それにより視界を覆っていた水飛沫が晴れ、海岸の状況が下に広がっていた。

 さっきまで特に何も無かった海岸やその付近の雑木林に幾つかのクレーターが出来ていた。

「これは……」

自爆(ジバク)ですね(デスネ)敵は(テキハ)我々(ワレワレ)諸共(モロトモ)証拠隠滅(ショウコインメツ)するつもり(スルツモリ)だったんでしょう(ダッタンデショウ)

 モニター越しの光景にヴィオラはそれを淡々と説明した。

「ウォロン。これから(コレカラ)どうしますか(ドウシマスカ)?」

「とりあえずティアのところへ戻ろう」

 機兵形態に変形させたディルバトスを戦闘機へと戻し、ぼくとヴィオラは雲に紛れながらその場を後にした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ