未完成な詩たち。
完成を目の前にして
そこで
何かをふと思って
途中で
手放してしまった詩たち。
何だか、
神様が創った私たちに
似てるね。
〜作り笑い〜
うつむいてた顔を上げて
眩しい太陽に自分をさらけ出して
元気が出ない時の
落ち込んでた時の
無理矢理に作った笑顔が
クシャクシャと歪む前に
君に会っとけばよかった
再起不能になる前に
君に会って
君の笑顔に
元気をもらって
心にあるモヤモヤを
捨ててしまえばよかったんだ
そしたら
こんなに酷い作り笑いで
君に会わずにすんだのに
君の素敵な笑顔で
心配されずにすんだのに
太陽の光に当たってしまえば
こんな薄っぺらい作り笑いなんて
すぐに剥がれてしまうって
わかってたはずなのに
君の明るい部屋にある
大きな鏡が
僕の作り笑いを
映し出す前に
君に捨ててもらえばよかった
君に引き剥がしてもらえばよかった
そうすれば
僕は
こんなに醜い作り笑いのまま
笑顔の素敵な君の隣に
立たなくてもよかったのに
〜終わりました。〜
涙で視界が遮られるのが
気に入らなかった
せめて笑おう
だけど、頬がひきつってしまう
最後だから
君にいい自分を
笑っている自分を
君の思い出の中に
泣きじゃくる弱い自分は
残ってしまわないように
精一杯、頑張りましたっ!!
今だから言える
遠くに行っちゃった君に
さよなら
大好きでした。
今までありがとう。
君が
大好きでした。
私の恋に
付き合ってくれて
どうも、ありがとうございました。
〜夕日坂〜
夕日が落ちてくる
ゆっくり、ゆっくり
まわりを朱色に染め上げながら
海辺の風
私の長い髪を
ひらりと吹き上げる
夕日の風は
とても温かくて
私のこの気持ちを
そっと後押しした
私の前を歩くのは
愛しい君
もう止められない
私の瞳が君を捕えてしまったから
伝え・・・・・・
伝えたいんだよ
この気持ちを
何度も、何度も
胸の中で囁いた愛の言葉を
「好き」という
とっても綺麗な言葉を
君へ。