表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

未完成な詩たち。

作者: 春日陽一

完成を目の前にして


そこで


何かをふと思って


途中で


手放してしまったうたたち。


何だか、


神様が創った私たちに


似てるね。




〜作り笑い〜

うつむいてた顔を上げて

眩しい太陽に自分をさらけ出して

元気が出ない時の

落ち込んでた時の

無理矢理に作った笑顔が

クシャクシャと歪む前に

君に会っとけばよかった


再起不能になる前に

君に会って

君の笑顔に

元気をもらって

心にあるモヤモヤを

捨ててしまえばよかったんだ


そしたら

こんなに酷い作り笑いで

君に会わずにすんだのに

君の素敵な笑顔で

心配されずにすんだのに

太陽の光に当たってしまえば

こんな薄っぺらい作り笑いなんて

すぐに剥がれてしまうって

わかってたはずなのに


君の明るい部屋にある

大きな鏡が

僕の作り笑いを

映し出す前に

君に捨ててもらえばよかった

君に引き剥がしてもらえばよかった

そうすれば

僕は

こんなに醜い作り笑いのまま

笑顔の素敵な君の隣に

立たなくてもよかったのに




〜終わりました。〜

涙で視界が遮られるのが

気に入らなかった

せめて笑おう

だけど、頬がひきつってしまう

最後だから

君にいい自分を

笑っている自分を

君の思い出の中に

泣きじゃくる弱い自分は

残ってしまわないように


精一杯、頑張りましたっ!!


今だから言える

遠くに行っちゃった君に


さよなら

大好きでした。

今までありがとう。

君が

大好きでした。

私の恋に

付き合ってくれて


どうも、ありがとうございました。




〜夕日坂〜

夕日が落ちてくる

ゆっくり、ゆっくり

まわりを朱色に染め上げながら

海辺の風

私の長い髪を

ひらりと吹き上げる


夕日の風は

とても温かくて

私のこの気持ちを

そっと後押しした


私の前を歩くのは

愛しい君

もう止められない

私の瞳が君を捕えてしまったから


伝え・・・・・・


伝えたいんだよ

この気持ちを

何度も、何度も

胸の中で囁いた愛の言葉を

「好き」という

とっても綺麗な言葉を


君へ。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ストレートな言葉で想いを表現するところには好感がもてました。 特に『終わりました』の冒頭はぐっと来るところがあると思います。 ただ、それだけにもっと引っ張ってほしいような気がしたのも事実です…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ