3話 拘束?審問?男爵邸?
「団長!こちらです!」
ん〜??も、もしかしてあのゴーレムみたいな人が団長さん?本当に人間かってガタイしてるけど、
「カルメンか。ご苦労。状況を報告せよ。」
「はっ!付近を哨戒中、悪魔と思わしき者を発見したところ、人であると主張し、敵意が見られない為、準拘束に至りました!」
カルメンさんってのがこの兵士さんの名前か。てかまじで悪魔ってなんなんだろう?あ、人増えてら
「わかった。この者をシュローターベック男爵邸に連行し、審問を行う!エドガー、縄の用意を!イケル!閣下に連行する旨を伝えろ!マルコ!司祭様を男爵邸にお招きしろ!残りは私と此奴の警戒だ!少しでも動いたら攻撃を許可する!」
こ、これは不味すぎる。大人しく捕まっておくか、、?
「団長、縄の用意が出来ました。」
「よし、おい、お前。これからお前を拘束する。動くなよ。」
っコクコクコク
「よし、馬車に連れて行け。馬車の中では私が対応する。」
やあ皆んな!大吉だよ!意味わからん森で目醒めて数時間。気づいたらお縄についてたよ!はっはっは!俺はこれからどうなるやら!はっはっは! 泣いていい?
「おいお前、名前は?」
「あ、大吉です」
「ディーキチ?」
「あ、発音し辛いですか?じゃあオリバーでも良いですよ。一応ミドルネームあるんで。」
あ、そう、俺日本語喋ってるけど半分オーストラリア人だったりします。日本産オージービーフってね!このネタ、こっちだとウケねえんだろうなぁ。自己紹介はこれでみんなの心を掴んでいたのに。田中、佐藤、岬あたりはすげー笑ってくれたっけなぁ
「ふむ。ではオリバーよ。あの樹海で何をしていた?」
「あの実はですね、
***説明中***
「そのような話は聞いたことが、、いや、まさか、」
「あのー、団長さん?」
「なんでもない。それより、男爵邸に着いた。これより司祭に審問を行なってもらう。結果次第では、わかるな?」
え?なにそれ?もしかして首チョンパ?あっだめだ。怖すぎるわ。
そうしてザコ大学生の俺は意識を手放した。