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異世界日本連邦国  作者: F-3
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第19話 精霊界



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「大丈夫かしら。」


 周り一面花畑でありその場所にあるテラスみたいな場所で1人の女性が映し出される映像を見ながらお茶を飲んでいた。

 その映像はリフェル帝国で日本及び南フォロナ大陸への侵攻が決定し、沸き立った議会を見ていた。

 そして心配し、そう呟いていると後ろで突如光の粒子が集まりだし女神レミアスが現れた。

 しかしその女性は突然現れた女神レミアスに驚く事無く映像を見ていた。


「ほんと、貴方って心配性ね。そんなに心配なら貴方が直接手を下せばいいじゃ無い。私と違って貴方は許されているんだから。」


 女神レミアスは神界協定により下界に独断では直接手を出せない、しかしそれが出来るという事はこの女性は神族ではい。

 彼女の名前はフィリア、精霊を管理している精霊女王である。

 精霊女王フィリアは元々女神レミアスと同じ神族であったが、精霊王となった為、神族では無くなったのである。


「いえ、もう決めた事ですから。あの子達があれだけ信頼しているなら大丈夫でしょう。」


「わざわざ私が地球から連れてきてあげたのよ?」


「それは前に間違って地球に転移させてしまった貴方の責任です。威張って言う事ではありません。」


「うっ、そ、それは。」


 精霊王フィリアに冷たい目で見られた女神レミアスはギクッと目を逸らした。


「……貴方のせいであの子達は精霊が居ない地球に10万年も取り残されたんですよ!」


「じ、10万年なんかあっと言う間よ。」


 永遠と時を生きる神々にとって10万年などあっという間であった。

 ちなみに数万年毎に生まれ変わるサイクルで生きる精霊にとっても10万年はあっという間である。


「……はぁ、あの島に移り住んだ人達が良い人だったから良かったものを、全く。」


「…………す、すみませんでした。」


「まぁ、良いです。しかしあの国は随分と科学技術が発達しているのですね、魔法が無い方が科学技術は発達し易いのでしょうか。」


 この世界から見ても日本を含めた地球の科学技術などの文明の発達は異常であった。

 戦争により科学技術が発達するとはいえ、魔法がある世界ではそこまで発達する事は無かった。

 そもそも文明の進んで来た期間は日本もこの世界の国々もほぼ同じである。

 しかし日本から見てもこの世界の文明レベルは高い国で1900年代前半、遅れている国は1700年代後半と100年以上の差があった。

 これはただ単に工業国家と農業国家の差と考えられており、さらに1900年代前半の科学技術レベルがある国家も日本が関与しないと限り、そこから発展する事は難しいと日本は見ている。


「魔法で代用できないからね。あぁ、そうそう、他の神々達も見ているみたいよ。」


「そうですか。まぁ、あの子達があれほど気に入っているのなら間違った使い方はしないでしょう。」


「どうする?貴方も挨拶しておく?お菓子貰えるかもよ。」


 この世界には砂糖はあるが、お菓子は高価であり非常に少ない。

その為、そこら中にお菓子がある日本は周りから見て羨ましい国家であった。

 女神レミアスは日本のお菓子の中でも和菓子が特別好きであった。


「いえ、構いませんわ。しかしこのクリキントンでしたっけ、自然の甘みが美味しいですね。」


「それはキョウトという都市で買った和菓子という物よ。」


「そうですか、私も今度行ってみましょう。」


「そうしたら?あの国は自然にも街にも関係なしに精霊が居るからね。王である貴方が行ったならみんな喜ぶでしょう。」


 いくら精霊がいる世界とはいえ、街中に精霊が居るなどあり得なかった。

 そもそも精霊は可視化しなければ人間には見える存在では無い為、当の日本人でさえその事には気づいていない。


「行くならこの姿では目立つでしょうね。」


「そうね、私もこの姿で歩いたけど何回声をかけられたか。姿は変えた方が良いわね。」


 女神レミアスは控えめに行ってもかなりの美人である。

 女神はこれまで出来なかった人化して日本国内に遊びに行っている為、日本に関してはかなり詳しくなっている。

 日本が転移して外国からの旅行客は他国の貴族を除きかなり少なくなったが、国内旅行する人は増加した。


「そうですか。」


「あぁ、そうそう。あの国では治癒魔法を除く初級魔法意外の使用が禁止されているから気を付けてね。」


「初級魔法以上を禁止?何故そんな。」


 日本連邦政府は各州政府が決める条例ではなく、連邦政府が決める法律で日本内で初級魔法以上の魔法の使用を禁止したのである。

 この法律は消防•警察•軍などの官公庁や医療などの特定の職業に関しては免除されている。

 今まで魔法など無かった文明で治安維持が成されていたが、いきなり国民が魔法を使用されたら恐ろしい事である。

 その為、精霊との契約も一番下の下位精霊のみで、中位精霊や上位精霊•大精霊との契約は出来ない。

 初級魔法以上の使用と下位精霊以外との契約はかなりの厳罰であり、最悪の場合魔法による一部記憶の消去もあり得る。


「なんか治安維持だってさ。」


「治安が良いんですか?」


「ええ、凄く。例えば私が夜一人で出歩いても大丈夫な程よ。」


「それはそれは凄いですね。どれだけの軍人が街中に立っているのでしょうか?」


 この世界では警察というものは無く、軍が国防と治安維持を行なっている。

 地球でも国によっては軍人が街中に立って治安維持を行なっている国だが、日本では全て警察が行なっており、警察の対処能力を上回っても各州政府の保安隊が対処する。

 その為、軍が治安維持を行なう事など殆ど無く、軍を管轄する防衛総省ではなく、警察や保安隊を管轄する保安省が行なっている。


「あぁ、あの国の治安維持は警察と呼ばれる組織の仕事だから軍は全く関係ないわよ。あと、警察がそんなに街中にいるっていう印象は無いわね。」


「なるほど、そうなんですか。楽しみですね。」


「交通システムも色々と凄い国よ、日本っていう国は。まぁ貴方もおどろくわよ。最初、私も驚いたから。」


「そうですか、フォード大陸やフォロナ大陸に関しては日本が列強となるでしょう。日本なら問題ないでしょう。ですが………」


 国力•経済力•軍事力の3つに秀でる国家がその大陸の列強となるが日本の場合は全てが他の国家に比べ別次元レベルである。

 そもそも精霊と日本が協力関係の為、逆らう勢力などリフェル教くらいである。


「………他の大陸の列強国ですね。」


「ええ、そうよ。まぁ、十数年間は気づかないでしょうね。あの2つの大陸は他の大陸と最短でも1万km以上は離れているからねぇ。日本ならともかく他の列強程度の航海技術は無理でしょうね。」


「そんなに日本の航海技術は高いの?」


「日本は周りを海に囲まれた海洋国家ですから。古代文明より進んだ航海技術と言えば分かるかしら?」


 イギリスにしろ日本にしろ周りを海に囲まれている国家は航海技術か高い。

 軍事力にしろ陸軍より海軍に力を入れるのは当然である。

 その為、イギリスにしろ日本にしろ陸軍力は高く無いが、海軍力はそれぞれ世界3位と2位とアメリカに続き高い。

 特に日本は世界2位、イギリスは3位だがら2位と3位には大きな差がある。

 大体イギリス海軍2.5個分の戦力で日本海軍1つ分レベルだ。

 1位のアメリカ海軍1つ分はイギリス海軍4個分である。


「はぁ〜。貴方はなんて国を持ってきたのよ〜。まぁ、あの子達も喜んでいるし、良いんだけど。複雑ね。」


「複雑かしら?世界神も気にしているそうよ。フフフ、楽しみね。」


「世界神!?なんで、あの方が。」


 世界神は女神レミアスより上位の存在であり、全てを管理する神である。

 その神が星の数分ある惑星のうちの1つであるミストテリアスに興味を示したのは異常だった。


「さぁね、気まぐれだし。まぁ、リフェル帝国には日本は圧勝するわね。」


「貴方がそう言うなら圧勝するんでしょうけど。まぁ、私も見ているわ。」


「それで、よろしく。日本は科学技術国家だから魔法は不確定要素になるから触れないのが一番よ。」


「そう。」


 そう言い精霊王フィリアは神界から精霊界へと帰って行った。

 そもそも惑星ミストテリアスなどがある下界、その上に神界がある。

 ちなみに精霊界は下界と神界の間にある。




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