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「やっぱり、早く着きすぎたかな。」

雨宮秋人あめみやあきとは校庭に咲いている満開の桜に目を細めながら小さく呟く。

秋人は入学早々学校に早く着きすぎてしまう自分の張り切り癖にふっと短く息をついた。

桜の花びらがひらひらと待っている中おそらく誰もいないであろう校舎へと向かう。

憧れだった市内で偏差値ちょっと高めの公立高校。

秋人は去年の夏休みに一日体験入学での見学でこの高校に入ることを決意した。




「この学校のいいところは教室からの眺めがいいところかな。」

そう、案内係の先輩が話していた。

学校の場所は家や店が並ぶ町よりも高い場所にあった。

海と山に囲まれたこの町は坂道や階段が多い。

この学校も坂道をずっと登ったなだらかな山の真ん中ぐらいにある。

見学内容には体験授業もあったため案内された教室に入り名簿順に席につく。”あ”から始まる名前のせいで秋人はいつも窓側の一番前の席だ。




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