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詩*祈りのようなもの*

祈り

作者: a i o

輝けども輝けども

埋もれる星

夢混じりの海

夜に帆を張る船を走らせ

どの光を信じ舵を取るの


吹きつけても吹きつけても

さ迷える風

その命ひとつで

漕ぎ出した航海の最中(さなか)

どの風を読み進み行くの


あなたの星にはなれなくて

あなたの風にはなれなくて

私は

ただ耳もと

掠め行く波の音

名前のない祈り


いつか

あなたに見出だされる星よ

埋もれども埋もれども

輝き続けることを

止めぬ光であれ


いつか

あなたに辿り着く風よ

さ迷えどもさ迷えども

吹きつけることを

恐れぬ力を持て


私は

ただ耳元

囁き続ける波の音

傍らに添う祈り

あなたへと寄せる


いつか


あなたがあなたの幸せを望むよう































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