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終章

 こんにちは。

 昨晩は集会所にお邪魔させていただいて、とても有意義な時間を過ごすことができました。集会所でのルーザ様は最後まで麗しいお姿でした。

 こんなに荷物をまとめてどうしたのか、ですか?

 実は今月いっぱいで引っ越しをすることになったのですよ。吸血鬼は同じ場所に長く住み続けてはいけないという法律があるからです。

 まあ、少し仕事の本数も減らしたいというのも本音なのです。最近マントの仕立てや感謝祭に向けての注文が殺到してしまって、忙しかったものですから。

 次はここよりずっと田舎町に引っ越すのです。北国なので雪が綺麗でしょうね。


 私の忙しない日々はいかがだったでしょうか? 吸血鬼と言っても優雅に暮らしている者ばかりではないのですよ。

 え? 服を仕立ててほしい? そうですね……あなたには特別です。時間があるときに採寸しましょうか。どういったスタイルがお好みで? 後で私に教えてくださいね。

さ あ、私は引っ越しの作業に戻りますね。またどこかでお会いしましょう。


――カラン

おや、ラルムヴァーグ店最後のお客様のようですね。


「おーい、リシャール! 引っ越しの手伝いに来たぜ」

「ダレス様……どこで引っ越しの話を聞いたのですか?」

「ハハン、俺が知らない情報があると思うか? お! このリボンすごくいいじゃねえか」

「ああっ、それは先日仕入れたばかりの……!」






――お仕事の依頼は北国シアン、パール湖横、リシャール・フォックスまで。

紫の物が多く目に入る日は休業する日もありますのでご了承ください。


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