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『捨てられた人形』沙羅  作者: 赤虎鉄馬
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宅夫の真実 ― Project TAKUO ―



宅夫の真実 ― Project TAKUO ―


表の顔


宅夫は天才エンジニアとして、ヴァイゼン社の支援を受けながら沙羅(沙希)を開発。


しかし、その実験や開発記録はすべてヴァイゼンに吸い上げられており、彼女が回収されることは時間の問題だった。


宅夫は最初から“利用される覚悟”で動いていた。




---


裏の顔:Project TAKUO(プロジェクト・宅夫)


沙羅を守るため、宅夫が極秘に進めていた禁断の計画。


それは――“自分自身”をアンドロイドに変換するためのプロジェクトだった。



■ システム概要


コア名称:《MEME-FRAMEミーム・フレーム


装置機能:人間の脳神経パターンを完全デジタル化・構造抽出 → アンドロイド用脳核へ転写。


条件:一度変換すれば、**「元の肉体の死」**を伴う(=実質、自殺)。


特徴:人間としての宅夫が“死”を選ばなければ、起動できない設計。




---


トリガー条件:沙羅「沙希」の再喪失


ヴァイゼンによって彼女が連れ去られた直後。


宅夫は、すべての記憶を思い出し、感情の限界に達する。


そして、Project TAKUOが作動する。



> 宅夫(記録映像):「君を守るには、僕がもう“人間”でいられない。……今度は、僕が君を迎えに行くよ。必ず」




アンドロイド化された宅夫、**コードネーム《タク=オウ》**が目覚める。


感情を持ったアンドロイドとして、唯一ヴァイゼンのAI支配に抗える存在に。






『Project TAKUO、起動』


沙羅を連れ去られた宅夫、研究室奥の冷却カプセルへ。


「起動しますか? Y/N」――迷いなく、Yを選ぶ。


肉体が崩壊し、データが神経ごと転写されていく。


再構築された身体、覚醒する《タク=オウ》。



> タク=オウ:「さあ……君を迎えに行こう、沙希。



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