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『捨てられた人形』沙羅

作者:赤虎鉄馬


『捨てられた人形』あらすじ

ゴミ捨て場で見つけたのは、壊れかけた少女型アンドロイド――
その“人形”は、静かに、記憶を失っていた。

大学生・尾宅夫(おたく お)は、ある夜のゴミ当番中、無造作に捨てられた少女のような存在と出会う。
それは人間そっくりのアンドロイドでありながら、頭に奇妙なカチューシャ型のアンテナをつけていた。無表情で、半開きの瞳。動かぬその姿に、何故か宅夫の心は引き寄せられていく。

「沙羅」と名付けられたアンドロイドは、再起動時には感情を持たない機械そのものだった。だが、日々の暮らしの中で、少しずつ、確かに変化していく。
微かな表情、言葉の抑揚、そして――アンテナが感情に呼応して動き出す。

壊れた記憶の中に残された“なにか”を探す沙羅と、過去も未来もあいまいなまま、現実から逃げ続けてきた青年。
ふたりの奇妙な共同生活が、ゆっくりと始まる。

それは、捨てられたものたちがもう一度、自分の居場所と心を取り戻していく、静かであたたかな再生の物語。


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