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第1章 勇者は一夫多妻婚を望まない

ハーレム勇者をテーマに新連載をします。

尚、小説の舞台は古代エジプトをモデルにした砂漠の王国エレニアです。

完結出来る様に頑張ります。


 我が子、我が子孫に俺が何故、異世界より砂漠の王国エレニアに、勇者として転生したか伝える為、俺の半生を書き綴る事にする。


 我が半生を書き綴たパピルスには、経年劣化防止の魔法が掛けられている為、俺自身の言葉で書き綴られた記録を後世へ末永く残してくれる筈だ。 


 俺の名は、ハリス・アブド・イクバール。


 エレミアの人々からは勇者して知られている。


 大国ヒタイトの戦争で祖国を敵軍の侵略を防いだ英雄として。


 南部の蛮族や砂漠の遊牧民の侵攻を防ぎ祖国エレミアを守護した英雄として。


 砂漠の王国エレミアを侵略者の脅威から守り、数多くの輝かしい戦歴を誇る俺だが、多くの人々からは無類の女好きとして名を轟かしている。


 祖国を侵略者から守り抜いた輝かしい戦歴よりも、無類の女好きとして多くの人々の我が名は知られいる。


『女たらしのハリス』又は『寝取りのハリス』として。


 我が記録を読む子供達、そして子孫達よ、俺が多くの妻を娶り多くの子を為した事は事実だ。


 結婚以前の妻達には、恋人や婚約者がいた事は事実だ。


 世間で面白可笑しく噂は決して真実ではない。


 俺が勇者のしての権限を行使して女達を恋人や婚約者から奪い、意にそぐうわぬ結婚を強要したと・・・・


 権力、権限を行使ししなければエレミア各地から美女・美少女達を集め妻とし娶る事は不可能だと・・・・


 事実、俺の下には身分を問わず、エレミア各地から美女・美少女が、穢れを知らぬ乙女達が、俺に嫁ぐ為に、集められた。


 選りすぐりの美女・美少女達が・・・・・・


 隣国へ政略結婚の為、嫁ぐ筈だったエレミアの第3王女が。


 女神に純潔と操を捧げ生涯を清い身で過ごす筈だった聖巫女が。


 親同士が取決めた婚約者と熱愛中の貴族令嬢が。


 幼馴染と将来を誓った町娘が。


 黒髪で肌の浅黒い兵士に片思いしていた村娘が。


 彼女達は思い人から婚約者から強引に引き離された。


 意にそぐわない婚姻で、俺の妻になる為に・・・・・


 彼女達、第3王女、聖巫女、貴族令嬢、町娘、村娘達が俺と結ばれ子を為す事は定められた運命であり、定められた運命を覆す事は出来ない。


 例えエレミア王国の最高権力、国王であったとしても。


 寧ろ国王は我が娘を、第3王女を喜んで差し出した。


 勇者の花嫁に選ばれ事は名誉な事だと。


 国王には第3王女以外にも3人の妃と10人の側室の間に、8人の娘達が、居るが後に3人の王女が俺の花嫁として選ばれた。


 多くの妻を娶り一夫多妻の生活をした俺だが、俺自身は一夫多妻婚を望んだ訳ではない。


 俺の妻達の多くが、相思相愛の恋人や婚約者から強引に引き離され俺に嫁いだ様に、俺氏自身も逆らえぬ運命に押し流された多くの妻を娶った。


 俺の妻達と同じく俺自身とっても複数の妻を娶る一夫多妻婚は、意に沿わない婚姻であったのだ。


 我が子、我が孫、子孫の中には意に沿うぐぬ婚姻でも穢れを知らぬ乙女達と結ばれる事は役得ではないかと。


 確かに、乙女達の純潔を散らしたが、俺に嫁いだ乙女達の純潔を散らし子を為す事は、勇者としての義務であった。


 意に沿わない結婚した俺だが、決して妻達の身体目当てで結婚した訳ではない。


 逆らえぬ運命、勇者しての義務で数多く汚れなき乙女達を娶り結ばれたが、俺は妻達を愛していた。


 妻達も俺を事を愛していた筈だ。


 例えその愛情が俺が女神から授けられたスキル『偽り愛』で心を操られた偽りの愛だとしても・・・・・


 スキル『偽りの愛』は魅了スキルの一種だ。


 人の心を意のままに操る魅了スキルの能力者は、スキルと悪用して己の邪な欲望を満たす為に、異性を偽りの愛で誑かし意のままに操る事が有る為に人々から警戒され嫌われている。


 貴族の子息が心変わりの婚約破棄や、冒険者パーティで男一人が複数の女性メンバーを従えているのは、魅力の能力で操られてい他ならない。


 最愛の恋人が他の男にぬ寝取られるのも魅力の能力者の仕業と思ってよい。


 魅力のスキルから解放される方法は術者自身が、魅了を解除する事と、魅了スキルの待ち主が死ぬ事である。


 魅了スキルから解放され正気を取戻した後、犠牲者達は過去の記憶に苛まれ心を病む事も多い。


 人々から忌み嫌われる最悪のスキル魅了だが、女神から授けられたスキル『偽りの愛』は、他の魅了スキルとは少し系統が異なる。


 スキル『偽りの愛』は、決して解除すことが出来ない。


 術者の俺自身にも、例え俺が死んでも『偽りの愛』は解除される事は無い。


『偽りの愛』の被術者は、他の魅了スキルの術に掛る事もない。


 因みにスキル『偽りの愛』は、幾度も累積掛けて可能。


 被術者は、より深く俺に愛情を抱く事になる。


 心を操られた、偽りの愛だとしても・・・・・


 スキル『偽りの愛』の二つ目の特徴は特定の相手にしか、効果が無い特別なスキルなのだ。


 特別な相手とは、俺の花嫁に選ばれた穢れなき乙女達だ。


 花嫁に選ばれた美女・美少女以外は同性にも異性にもスキル『偽りの愛』効果は発動しない。


 俺が魅了のスキルを悪用して美女や美少女達と夜毎、逢瀬を重ねているとは、無責任な噂話である。


 結婚以前は、政府が用意した『宛がい女』や政府公認の娼館で生娘の純潔を散らし、熟練の娼婦から手ほどきを受けた事は事は認める。


 娼館に通ったのも童貞を卒業する為、生娘の『宛がい女』の散らしたのも男性と初めて結ばれる女体を学ぶためだ。


 結婚前の異性関係は、全て結婚の準備に他ならない。


 結婚後は、妻達以外の女性とは、契りを結んだ事は一度もない。


 又、我が居城には妙齢の女達が行儀見習い為、女官として仕えている。


 無責任な庶民は、女官達に夜伽を命じて彼女達の純潔を散らしてと、噂しているがその様な事実は一切ない。


 私と妻達に使える女官達は、3年から5年位で年季が明けると私の下を辞して実家に帰りと嫁いでいく。


 勿論、穢れなき乙女として嫁いでいく。


 女官達の中に我が妻になる選ばれた娘が居る場合は、俺が妻として娶っている。


 勇者としての義務、役目として。


 俺は決して世間の人々から噂せれている好色男ではない。


 女神より授けられたスキルを使用して、多くの妻を娶り子を為すのも、全て俺をエレミアに勇者として俺を転生させた女神の命によるものだ。


 日本から砂漠の王国エレミアに、俺を異世界転生させた創成と愛の女神と神々の上位存在である『大いなる意思』の意向だ。


 卑小な人間である俺には、創造と愛の女神の真意は計り知れない。


 女神さえ上位存在の『大いなる意思』真意や目的は知らないのかも知れない。


 21世紀の日本からエレミア王国に、転生した俺は多数の妻を娶り引退後の競走馬の様な人生を送る羽目になった。


 結果として多くの恋人達の仲を引裂き、最愛の人を寝取る事に結果になったが、俺の真意ではない。


 恋人達の仲を引裂き略奪して迄、俺は一夫多妻婚を望んだ訳ではない。


 人は定められた運命から逃れられぬ。


 恋人との仲を引裂かれ俺に嫁いだ女達も、異世界に転生し、多くの妻を娶り子を為した俺も女神の駒の過ぎない。


 俺は一夫多妻婚を望まない・・・・・


 しかし、運命には逆らう事は出来ない・・・・・

誤字、脱字だらけの拙い小説ですが、応援宜しくお願いします。

又、誤字・脱字のご指摘とご感想もお待ちしています。



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