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誹謗中傷

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

基本暗いです。

双極性障害について、付け焼き刃の人間が書いてます。

本当に何でも許せる方向けです。

気分の浮き沈みが激しい。大丈夫な時は明るく振る舞えるのに、鬱になった時には何も出来ない。本当に何も……。ただ寝たきりの状態で、延々と暗い闇路を歩くだけ。

そんな私をずっと友人が傍にいて、支えてくれていた。ある時は連絡をかけてくれて、ある時は家を訪れて、ある時はずっと背を摩ってくれていた。でも――。

「ごめん。今貴方を慰めるだけの言葉を持ってない。暫く……物理的な距離を取らせて欲しい。それと、余裕があるならSNSから距離を取った方が良い」

彼女は苦行の顔で、その後姿を消した。


私には双極性障害を持った友人がいる。明るい時には、普通の人以上にテンションが高く、明るく振る舞うのに、一度鬱になると、この世の終わりの顔をして引き篭ってしまう。何も出来ない。外に出ることは愚か、風呂に入るのも、立ち上がるのも難しい。

古くからの友人で何とか支えてあげたくて、傍に居たけれど、私もそろそろ限界を感じていた。

鬱は、プロでも持て余す病気だ。カウンセリングをしていた人が、鬱になる事もあると聞いた事がある。それをずぶの素人の私が、付け焼き刃の知識だけでどうにかなるさわけ無いだろうに!!

私は歯噛みをしながら街を歩く。見ず知らずの人達が、私の横を抜けて行く。どの人も忙しそうで、周りなんか見ちゃ居ない。あの子も……それぐらいで良いのに……。人の事なんか気にしないで、自分の為に生きていいのに。

自分の作品を人に見せるのが好き。賞賛してくれる事で自分の存在価値を認識する。だからSNSはあの子にとって必要不可欠なものだ。けれども……。有名になればなるほど、批判も大きくなる。誹謗中傷だって来る。

トリガーになったのは、その誹謗中傷。たった一つの言葉で落ち込んで、どんな慰めも届かなくて……。私一人の賞賛では足りないのだと痛感した。

私の言葉だけじゃ駄目なのか。貴方に届いた『作品が見たい』という数多の言葉だけでは、一つの誹謗中傷さえ癒せないのか。そう思って絶望し、逃げ出した。

でもこれで良かったのだと思う。あのまま行っていたら、何時か限界が来て、きっと正論並べ立てて傷付けてしまうから。

私が大丈夫になるまで、暫くあの子からは距離を取ろう。今は自分のことだけ考えよう。そう思って人混みに姿を消した。


私は友人が去った跡、とある置き手紙を胸に抱えて泣いていた。

――貴方は悪くない。

乱暴に殴り書かれた文字。切羽詰まっていた事が分かる一文。自分だって限界なのに、何処までも人を考えられる人。

そんな貴方を深く傷つけた。やはり私が悪い。

以下何でも許せる方向け


SNSやってますけど、発信はしてません。

それで良かったと思ってます。

多分誰かを傷付けてしまうので。


近々感じた事。

私の言葉一つでも、数多の優しい言葉だけでも、鬱って直せないんですよね。だから物凄く怖い。

双極性障害の方や、鬱の方は出来うる限りSNSから距離を取った方が良いと思った今日この頃。

賞賛の言葉も沢山頂けます。でも誹謗中傷だって来ないとは言えません。

心が弱い状態で、誹謗中傷を受け止められるとは思ってません。

なのに。どうしてでしょうか……。

もっと自分の為に生きて欲しいです。

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