高校生編
俺の通っていた高校は、大阪電気通信大学高等学校という私立のクソ高だ。
普通科はヤンキー
工業科はオタク
という棲み分けのある、L字型のきったねぇ校舎のクソみたいな教師で構成されている学校だった。
バイクの免許や、バイトは学校許可が必要だったけど(工業科は普通科よりも人生の期待値が高いから厳しめ)
勝手に取って、友達の友達から買ったバイクで近くまで通ったこともあれば、バイトもしていた。
俺は中学2年頃から全く勉強をしなくなった。
聞いてるフリやノートは完璧だけれど、何も見えていないし、聞こえてもいない。
なんならコイツラ教師が教えていることに深い理解があるわけでも、意味があるわけでもないことを、理解し感じとっていた。
今思えば、ただ空気を吸って吐いて、尿と便を排出してるだけの物体のような日々であり、中3の卒業の日に女性の担任からもらった
クラスの集合写真の裏に書かれていたメッセージ
「自分の限界を自分で決め付けないで」
って言葉にピッタリなほど、当時からいろんな事に疲れていて、色んなものを見ないようにしていたように感じる。
家庭環境と共に学習への姿勢や態度、生活への意識が悪化していったような気がする。
今でこそ言葉にすることができるが、当時は右利きの世界で左利きの俺が抵抗もせずに、されるがままヘトヘトになっていっていたように感じる。