5
5
一番最初?
「流星群…かな?」
「空震かも?」
美里と良平の言葉に、一馬はかぶりをふった。
「自然現象じゃなくて、不思議な出来事の最初のやつって?」
金色の鍵!
美里は利香が図書館で金色の鍵を見つけて図書館の奥にありえない空間があったことを話した。
「神沢さんは鍵を開けて、そしてちゃんと閉めたのかな?」
「多分、閉めてない!」
そこから不思議な理が流れ出て来てる可能性が高い、と一馬が言った。
「利香ちゃーん!」
文芸部部室で小説を書いていた利香をつかまえた。
「どしたの?」
「図書館の金色の鍵は?」
「あれから見てないよ」
「とりあえず図書館の現場に行こう」
美里と良平と一馬と利香は図書館へ急いだ。
「あのとき、何をしていて鍵を拾ったの?」
「マザーグースの全集を読んでいて、そして…」
利香がページをめくると、金色の鍵がカラン、と落ちてきた。
「これだ!!」
「鍵穴は?」
「そっちの本棚の側面」
「待って!まだ、閉めないで!」
美里の言葉に、みんな注目した。
「私、中に入ってみたいの!」
「えーとー」
良平がぼりぼりと頭をかいた。
「そうだな。一応この目で見ておくか」
一馬がすんなり美里に同意した。
一同は第二図書館へ乗り込んでいった。