表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/57

第三十話「起死回生」

 

 痛ったーい!!

 なんてヤツなんだ、魔族ミミズちゃんゾンビっ。

 ゾンビとなっても衰えない、その筋力値をもって叩きつけられた私。

 

 オーバーキルと言ってもいいダメージに、ワンテンポ遅れて根性スキルが発動した。

 さっき、一瞬だけど死んでたよね?

 耐え切るというか死んだ後に最大HP1%分だけ回復したように感じたんですけど!?

 頼むよ、システム様っ!もう根性スキルの発動は経験したくないよん……。


 そんなことより、未だ魔族ミミズちゃんゾンビが暴れ続けている中、のんびり思考している時間はない。

 ヤツの地に這わせている身体はあまり動いておらず、上体を振り回すように暴れている。

 

 チャンスは今しかない……っ。

 

 私は、【スキル:匍匐前進】と僅かな敏捷値を全力で発揮し、ミミズの下半身?部分に疾走する。

 その途中、二、三度くらい、上から崩れた壁の破片が掠める勢いで落ちてきた。

 か、勘弁して下さいっ!掠めるだけでも三度目の死を味わいそうな状態なんです……!

 辛くもギリギリのところで落下物が私に直撃することはなく、腐った肉体のすぐ側まで近づくことができた。


 その肉体、再び頂くっ。

 私は即座に毛根を付着させると、主導権の掌握を開始する。

 ……えっ。

 まるで手応えを感じない。

 まだ呼吸をするほうが手間を感じるというくらいに簡単に掌握できてしまった。


 精神がない?

 アンデットという存在がどういうものなのか、よく分からないけれど、精神的抵抗力はまったく感じられなかった。

 本当に不思議な存在だなー、髪の毛の私が言うのもなんだけど。

 さて、分からないことはシステム様に尋ねるのが一番でしょうっ。

 ってことで、ステータスお願いしまーす。



──────────


種族:サンドワーム・ゾンビ(アンノウン・ブラックヘアー)


称号:【アンデッド】(【愚者】【天性の勝負師】【寄生虫】【主客転倒】【草刈り職人】【魔族殺し】)


LV.65(49)


HP:0/403(0.93/93)

MP:31/31(0/0)

筋力:173(16.5)

耐久:54(23.6)

敏捷:47(5.69)

魔力:29(0)


スキル

なし(【死力】【根性】【天運】【吸収 LV.7】【勤勉 LV.7】【マゾヒズム LV.3】【匍匐前進 LV.1】【寄生 LV.7】【光合成 LV.2】【ウルシオール】【毒耐性 LV.1】【病気耐性 LV.1】【悪臭 LV.1】【頑丈 LV.1】【タフネス LV.1】【闇合成 LV.1】【毒針 LV.1】【穴掘りLV.5】【掘削 LV.1】【怪力 LV.1】【発火能力 LV.1】【火耐性 LV.1】)


────────── 



 ステータス画面を見る限り、私にスキルを奪われたことによって変動した数値以外は変わりないように思えるよ。

 まぁ、完璧に覚えているわけではないから不確かかもしれないけれどねっ。

 そして【称号:アンデッド】。

 【称号:魔族】はなくなり、代わりにこれが付いている。

 今まで、敵さんの称号はスルーしてしまっていたけれど、これは調べてみましょうか。



──────────


【称号:アンデッド】


『死してなお活動する屍に与えられる』


解除不可能。精神力が無くなり、頭部を破壊されるまで活動し続ける。光属性からの被ダメージ率、特アップ。【スキル:毒無効】が発動する。

──────────



 うわあ、デメリットが大きすぎるよん。

 そして、もうちょっと詳しく書いてくれると、ありがたいんですけどねー。

 しかも主導権掌握したのは良いけれど、穴掘りも掘削スキルもないからあまり掘れないですしおすし。

 二回目の収奪しちゃおうかしら。

 【スキル:毒無効】は手に入れておきたい。

 それに、レベルは変わってないから経験値的にも美味しいと思うんだよね~。

 でも、HPが0なんですけれど、収奪できるんかね?

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ