第二十八話「光と闇の選択肢」
洞窟の中を進み、光り輝く蒼き世界を目指すか。
炎の草原を越えて、雷鳴轟く闇に閉ざされた赤き世界を目指すか。
迷っちゃうよねー。
まぁ、こうやって悩んでいる時間も勿体無いので、海岸に生えながら黒き海に向かって火球を撃ちまくってますん。
私の【スキル:発火能力】はエビレグファイちゃんとは違って、LV.1だからねー。
鍛えないと火力が弱すぎるのよねっ。
……関係ないけれど、こんな喋り方ばかりしていたら、本格的に自分が男なのか女なのか分からなくなってきたなぁ。
実際、髪の毛に性別なんてないんだろうけどっ。
女の子にしか興味はない点は変わらないし、どっちでもいいかー。
はてさて閑話休題、洞窟を進めばGちゃんのステータスからして敵は弱くなりそうだ。
称号に魔族は付いてなかったし、それは外に出てきた蟻さんも同じで弱かった。
そういえば、敵さんの称号については調べてなかった。
やはり私は愚者がお似合いなのかもしれないねっ。
何となくステうp系統だとは思いつく。
それも結構なチート性能なのだろう。
だって、ただの雑草さん(エビレグウィーちゃん)ですら、あのステータスだよん?
でも魔族ってだけで死亡フラグをビンビンに感じるんだよねっ。
ファンタジー世界において魔族は魔王様とセットで、やられ役に甘んじるのが運命だものねー。
ヤバイヤバイ、またまた話が逸れてしまったよん。
まずは洞窟攻略編について。
あの洞窟は、海を越えると考えるなら海底よりも更に地下まで潜るのかもしれない。
となると、かなり広大なダンジョンだと考えられる。
うん、ラスダン一歩手前の厄介なダンジョンってあるよねー。
裏ダンへの道とか隠されてる系とかねっ。
そう考えると潜れば強敵も居るのかもしれない。
次に、このラストダンジョン攻略編。
まぁ攻略編とは銘打ったけれど、本当の意味での攻略はできないだろう。
それは光り輝く世界のどこかにいらっしゃるであろう、勇者様にお任せしたい所存。
私の目的としては、やはり『収奪』だ。
ここらの魔族持ちは、高レベルで経験値的にとても美味しい。
今までは植物中心でもレベルは上がった。
しかし、そろそろエビレグウィーちゃんズのレベルに追いついてきたため、狩場が欲しい。
当面は近場にある赤い草原を狩り尽くしたあとが問題かなぁ。
黒竜ちゃんの相手は、まだ無謀だもんねー。
魔族ミミズちゃんでも探して、地下に隠れ家を作りながら地中を高速移動するのも面白いかも。
某サンドボックスゲームみたいに掘り掘り地下を進みながら、何処かにあるやもしれない魔王城の観光なんちゃってね?
あっ、これ面白そう……。
これに決ーめたっ!
まぁ、長居するつもりはないけれど、ひと目見てくるくらいなら大丈夫でしょっ。
あー魔王さまが美少女だったら良いなーっ。
筋肉ダルマ系の魔王さまだけは、勘弁でございっ。




