第二十六話「超能力」
あれから、しばらくエビレグファイちゃんの身体を使って発火能力で存分に楽しませてもらった。
岩もないから、アチコチにチュドーン!しまくったせいで、辺りの荒野がデコボコになってしまっているよん。
でもやっぱり、射程距離は約10メートル程でそれを越すと徐々に火力が弱まり、終いには消え失せてしまうみたい。
ちなみに、スキルの説明文は以下の通り。
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【スキル:発火能力 LV.6】(アクティブスキル)
火を発することができるようになる超能力。
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【スキル:火耐性 LV.3】(パッシブスキル)
火に対する耐性を得る。
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そこまで、特筆すべき点はない説明文だねー。
あえて気になる点を探すなら、【スキル:発火能力】が超能力だということくらいか。
実際に連発して遊んでいたわけだけど、だんだん疲れてきて何となくステータス画面を開いたら減っているのは、MPではなく、HPだったんよ。
しかも、【スキル:吸収】にて回復してからステ画面を開きながら、またやってみたらどうも最初からHPが減る訳ではなくて、ある限界点を超えてまで【スキル:発火能力】を使用すると、HPが減り始めるという仕様らしいっ。
まぁ、手足を動かすのと同じように発火することができる能力が備わった、という感じの解釈でいいのかな?
あとは、蕾から火球を放てる他に、身体のどこからでも火を発することができるみたい。
こっちは火球みたいに爆発的な威力があるわけもでなく、本当にただの火って感じなんだけどねっ。
うん、生きていく上では火って、とっても重要だよねっ。
アンノウンな髪の毛には母なる大地だけで十分ですけどねー。
さてさて、いつまでもエビレグファイちゃんの身体で遊んでいるわけにもいかないよね。
そろそろ収奪してしまいますか!てなわけで主導権お返ししまーすっ。
主導権を放棄した直後、視界は我が麗しの髪の毛に戻っていた。
すぐさま収奪開始っ!
エビレグファイちゃんは、寄生した髪の毛を振り落とす動きを再開している。
まったく、暴れん坊さんだなー。
でも、主導権放棄直前まで限界を超えて身体からの発火能力の実験をしていたせいで彼女のHPは既に30程度しか残っていない。
置き土産は忘れない質ですのん。
さあって、そろそろかなー。
もともとHPも残り少ないだけあって、疲労のせいか暴れ方も比較的大人しいものとなり、最期にはその活動を停止した。
【アンノウン・ブラックヘアーのレベルが29に上がりました】
【アンノウン・ブラックヘアーのレベルが30に上がりました】
【アンノウン・ブラックヘアーは進化条件を達しました】
【進化条件:レベル10。アンノウン・ロング・ブラックヘアーに進化可能です】
【進化条件:レベル20。アンノウン・ダブル・ブラックヘアーに進化可能です】
【進化条件:レベル30。アンノウン・ハード・ブラックヘアーに進化可能です】
剛毛ですね、わかります。
しかし、答えはすでに【NO】と決まっております故に。
どうぞ、お続きをシステム様っ。
【アンノウン・ブラックヘアーのレベルが35に上がりました】
【スキルのレベルが上がりました。寄生 LV.4】
【スキルのレベルが上がりました。吸収 LV.4】
【スキル:発火能力 LV.1を獲得しました】
【スキル:火耐性 LV.1を獲得しました】
うーん、流石にレベルも伸び悩んできたかなぁ。
できれば雑草さん達だけで、限界レベルまでいきたかったけれど、相当な数が必要かもしれない。
まぁ、いいんだけどね。
ちょっと試してみたいこともあるし、進化するまで修行モードといこうじゃないのっ。




